海上バージ市場での元売り市中買いは成約が散発。灯油価格は強含む。3月渡しの取引に移行し、民族系元売りが積極的に買い付けた。流通段階の陸上ローリー市場も強含む。米メジャー系元売り玉中心に売値が引き上げられたが、これに追随した売り手がオーダーの急減を受けて値下げに転じた模様。この先に需要増を見込めず、買い手は手持ち在庫での対応を中心としており、市場での引き合いは弱い。6日以降の元売りによる仕切り改定は米メジャー系が引き下げ、民族系が引き上げと、動向が見極めにくい状況。3/3発表の石連週報では、2/27時点の灯油在庫は前週比7.6%減の200.4万klと3週連続で減少。出荷量は前週比6.8%減の67.5万klと4週ぶりに減少。北海道などではまだ冷え込む日もあり、東日本の出荷は前年比でプラスを維持しているが、この寒さが落ち着くと在庫調整の動きが進みやすくなる。なお、石油情報センターが3/3発表した3/1時点の灯油全国平均小売価格はリットルあたり73.0円(2/22比0.1円安。2週ぶりに下落)。石油精製各社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は3/4現在、3基・28.9万バレル(2/25から変わらず)。現有能力(29製油所44トッパー・日量479.3万バレル)に対する停止率は6.0%(2/25から変わらず)。3/4のシンガポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、灯油(klあたり税抜き)=53500円(2/25比800円安)。
東京灯油先限の日足は、横向きの域。週明け3/1安値50430円[“2/9安値46530円から2/22高値52860円までの上昇に対する3分の1押し50750円”。“半値押し49695円”。2/19以来の安値水準]。週末3/6高値52370円[2/24以来の高値水準]・終値52260円。動意は薄いが、次週の2/22高値超えは難しくない。
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