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■「一般大豆」の分析ポイント <2012年2月>
「大豆」は需給相場となり、消費や輸出などの需給要因が注目されます。米国の在庫が低水準のため、消費国の動向がより注目されます。 また、世界の生産量の約40〜50%を占めるブラジル・アルゼンチンが成熟期を迎え、早植大豆の輸出が始まるため、両国の天候や生育状況なども注目されます。
発表項目 日付(現地時間)
穀物需給報告 9日
週間輸出検証高 6・13・21・27日
週間輸出成約高 2・9・16・24日
30・90日天気予報 16日
■「一般大豆」価格について
「東京一般大豆」の価格変動を予測するためには、価格指標となる「シカゴ大豆」の価格変動を予測することが重要です。
「シカゴ大豆」価格の変動を予想するためには、「大豆」の需給要因をしっかりと把握することがポイントになります。
穀物など農産物の価格は、作付けから収穫までの間は、産地の天候に大きく影響されます。また収穫後翌年の作付けが始まるまでの期間は、市場は需給動向を主な要因として動きます。こうしたその時々の需給バランスに影響を与える要因を理解することが大切です。
また「大豆」の供給は輸入に依存しているため、価格は為替レートの変化にも影響されます。
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■理論価格の算出方法
以下の式で換算すると「シカゴ大豆」価格から換算した「東京一般大豆」の理論価格を算出できます。
(「シカゴ大豆」価格+140セント[C&Fプレミアム])÷100[ドル換算]×36.74[トン換算]×為替レート[ドル/円・円換算]+4000円
※おおよその目安として「シカゴ大豆」価格が1セント上昇すると「東京一般大豆」理論価格は約30〜40円上昇し、「ドル円」レートが1円円安に動けば、約400円上昇します。
シカゴ大豆 東京一般大豆
米ドル建て 日本円建て
1ブッシェル(bu)
=約27.2155kg
1トン(t)
セント/bu 円/t
■関連キーワード解説
▼USDA需給報告
USDA(米農務省)から毎月10日前後に発表される「需給報告」では、総供給から総需要を差し引いた期末在庫の増減が注目されます。また、期末在庫を総需要で割った在庫率は、需給のひっ迫や緩和の判断材料となり、大豆の場合は10〜15%が適正水準といわれています。
▼天候相場要因
米国産地では、5〜6月の長雨は作付けの妨げになります。開花・受粉・着莢期にあたる7〜8月は高温で乾燥した天候が続くと生育不良で不作・減産は避けられません。成熟期の9月には早霜が警戒され、収穫期となる9月中旬から11月下旬には雨による収穫遅れが懸念されます。
▼南米大豆の生産動向
南米のブラジル・アルゼンチンで世界全体の40〜50%の生産シェア、世界輸出の約50%のシェアを占めています。両国では10〜12月に作付けられ、1〜2月の生育期を経て3〜5月に収穫されることから、両国の生産動向は冬から春にかけての相場へ影響を与えることがあります。
■「一般大豆」の基礎知識
「大豆」の原産地は中国で、約5,000年前から栽培されていたとみられ、日本には約2,000年前に中国から伝来したと言われています。 安土桃山時代に茶道懐石料理が普及したことがきっかけとなり、一般に広まりました。 現在、「大豆」を原料とした味噌・醤油・豆腐・納豆などは我々の生活にはなくてはならないものとなっています。
「大豆」は「畑の肉」といわれるほど栄養価が高く、近年では植物性たんぱく質の重要性が認識され、肥満防止の食肉代替えとして大豆たんぱくを利用した食品開発が注目されています。
■「一般大豆」の供給
「大豆」の世界年間生産量(2005-06年度)は約2億1,800万トンで、主要生産国である米国・ブラジル・アルゼンチン・中国の4カ国で世界生産量の約90%を占めています。
特に米国は世界生産量の約38%を占める最大の生産国で、約8,500万トンを生産しています。
「大豆」の生産量は作付面積と作付け後の天候に左右され、作付け期の長雨、その後の乾燥天候が生育に悪影響を与えます。
また、「大豆」と「トウモロコシ」は生産地域や用途に関して共有する部分が多いことや、「トウモロコシ」が「大豆」に比べ早く作付けされることから、作付け期の天候悪化などが原因で「トウモロコシ」の作付け面積が減少した場合、代替に「大豆」の作付け面積が増加することがあります。
■「一般大豆」の需要
最大の大豆生産国である米国は、60〜70%を国内で消費し、30〜40%弱を輸出しています。
米国では、「大豆」は主に圧砕され、「大豆油」「大豆ミール」として消費されます。 大豆油は植物油の中で最も多く生産され、サラダ油・マーガリン用など主に食用油として使用されます。
「大豆」の油を絞った後の大豆ミールは、ほとんどが配合飼料として使用され、その多くは養鶏用です。 これ以外の用途としては、輸出用や種子・その他の飼料・食品用などに使われます。
世界最大の大豆輸入国は中国で、日本は約80%を米国から輸入しています。
日本では約80%が搾油用(油・飼料)、約20%が食品用(高品質の大豆)として使用され、年間約500万トン消費されています。
■世界の「一般大豆」市場
世界を代表する穀物先物市場は、米国の穀物集散地シカゴにある、シカゴ商品取引所(CBOT)の先物市場です。 CBOTに上場されている大豆先物価格は、世界の大豆価格の指標となっています。
日本を代表する大豆先物市場としては、東京穀物商品取引所があげられ、日本の大豆先物取引の中心的存在です。 東京穀物商品取引所に上場されている大豆先物の価格は、シカゴの穀物価格を反映して動いています。
東京穀物商品取引所をはじめとした日本各地の取引所で上場されている「大豆」先物は、遺伝子組換えの有無やその選別の有無で、「一般大豆」と「Non-GMO(非遺伝子組換え)大豆」とに区分けして上場されています。 「一般大豆」市場では、遺伝子組換え大豆及び遺伝子組換えの有無を選別していない「大豆」を取引しています。
■「一般大豆」関連Webサイト
FutureSource.com/Soybeans (Day)
「シカゴ大豆」の通常取引における約定値とチャート(10〜30分程度遅れ)
FutureSource.com/Soybeans
「シカゴ大豆」の夜間取引における約定値とチャート(10〜30分程度遅れ)
→穀物価格の表示について(下一桁)
0=0.00   →   2690=269.00(¢)
2=0.25 2212=221.25(¢)
4=0.50 2724=272.50(¢)
6=0.75 2766=276.75(¢)
「シカゴ大豆粕」価格表
「シカゴ大豆粕」の通常取引における価格表
(前日大引け時点の情報を午前6時以降に更新)
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