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■「コメ」
品種ごとに生産量をみると、平成21年産では、上位から「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「ヒノヒカリ」の3品種が並び、これらは全収穫量の5割を占めるに至っています。このうち「ヒノヒカリ」は温暖な近畿以南、特に九州地方で生産されていますが、「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」は耐冷性にすぐれており、東北中部以南を中心に全国で生産されています。このような気象条件に対応した品種開発は継続して行われおり、近年では、地球温暖化による水稲作への高温障害の発生増加に対応するため、高温耐性品種の開発が進められています。この他、気象の動向等に応じた適正な移植時期の選定や総合的な栽培指針の見直しについても行われています。また、国内事情の変化に応じたコメの開発・生産についても、米粉用、飼料用、バイオエタノール用をはじめ、様々な用途に応じた超多収品種の開発についても推し進められているところです。
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◆「コメ」の分析ポイント
[1] 産地の天候
[2] 機関投資家の売買動向
[3] 在庫状況
[4] 消費動向
[5] 放射能検査結果
■関連キーワード解説
▼作況指数
コメの収量の多少の目安となる指数。10a当りのコメの収量を10a当り平年のコメ収量で割った数に100を乗じて算出される。
なお、10a当りのコメの収量は、「1u当り総もみ数×千もみ当り収量」に、刈取の際のコンバインスロスなど補正を行った数値。
▼収量
コメの収量は、総もみ数・登熟歩合・玄米千粒重の3つの構成要素から成る。最終的に千もみ当たり収量(=登熟歩合×玄米千粒重)の実数が把握できると、最終的な収量と作況指数が確定、12月に農林水産省から発表される「水陸稲の収穫量」に掲載される。
▼コメの主な天候被害
(1)冷害
(2)高温障害
(3)台風や長雨、集中豪雨による風水害
(4)潮風害・塩害
(5)病害(いもち病、紋枯病、白葉枯病)
(6)虫害などがある。


■「コメ」の基礎知識
稲作は、今からおよそ7千年から1万年前に、インド東北部のアッサム地方から中国南西部の雲南地方にかけての山間で始まったといわれています。日本での稲作は、弥生時代に始まったと考えられていましたが、最近の遺跡発掘調査から縄文時代後期に既に始まっていたという説も出てきています。 現在、コメ生産の技術が進んで、たくさんのコメを作ることが可能となりましたが、コメの国内消費は以前に比べ少なくってきております。現在も主食には変わりありませんが、生活スタイルの変化により、パンや麺などを食べることも多くなってきています。 しかしながら、コメの収穫量が社会的に大きな影響を与えることもあり、近年では平成5年の大凶作によってコメ不足に陥り、「平成の米騒動」と名づけられるほどの社会的混乱も起きました。このように、コメの収穫量の多少、品質の良否は、他の農産物にはない影響力をもっているといえるでしょう。
■「コメ」の生産事情
世界中で多くの国がコメを主食として作っていますが、そのコメのうち約90%がアジア各国で生産されています。なかでも中国の生産量がとびぬけて多く、東南アジアがつづき日本では年間800万トンを超えるコメを生産しています。日本のコメは約160万ヘクタールの水田で栽培され、10アールあたりの収量は、品種改良、栽培技術の進歩や農家の努力などの理由で増えていますが、作付面積と収穫量は、昭和40年代前半をピークに、お米の消費量の減少や農家数の減少などの理由により、年々減ってきています。
■「コメ」の流通事情
現在のコメ現物流通は、原則自由化されています。流通経路は、生産者から単位農協等が集荷した米を、全国出荷団体が販売事業者等に売り渡し、この事業者等が最終消費者に売るというルートが一般的です。またコメ価格センターが解散したことによって、現物の公的市場はなくなってしまいました。このため一般には価格指標が非常に見えにくい状態に至っています。今回コメ先物が試験上場されたことで、取引所を通じた流通経路も一つ増えたことといえるでしょう。
■日本の「コメ」市場
「コメ」の先物取引は、2012年8月8日に東京穀物商品取引所で試験上場しております。
■「コメ」関連Webサイト
農林水産省 農林水産統計データ
農林水産省 コメに関するマンスリーレポート
農林水産省 食品・注目情報
農林水産省総合食料局 食糧情報
米穀安定供給確保機構 米ネット
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