夕刊:2017/03/03

2017/03/03 夕刊

為替
3日の東京為替市場のドル円相場は前日のNY市場とほぼ同じ114円40銭近辺で始まった。今夜予定されているイエレンFRB議長、フィッシャー副議長の講演を控え、その内容を見極めたいことから積極的な取引は手控えられた模様。ただ、市場では3月のFOMCでの利上げ観測は依然根強くドル買い円売りの流れは続いており114円台を維持しながら底堅い動きとなった。一時日経平均株価が下げ幅を拡大したときに国内筋から実需のドル売りが出て114円10銭台に下落する場面もあったがすぐにドルが買い戻されて114円台20銭台での小動きとなった。市場ではセッションズ米司法長官のロシア疑惑とペンス米副大統領の私用メール疑惑がドルの上値を抑えているとの見方をする向きもいたようだ。午後は今夜のイエレンFRB議長、フィッシャー副議長の講演待ちで様子見となり114円10銭~20銭の小幅なレンジでの小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=114円17銭。
株式(日経平均)
3日の日経平均株価は前日のNY株式市場でNYダウが100ドル以上下げたこと、為替市場でドル高円安に一服感が出たことで手掛かり材料難となり、利益確定売りで日経平均株価は前日比13円46銭安の19551円34銭の小幅安で寄り付いた。ザラバでも今夜のイエレンFRB議長、フィッシャー副議長の講演を控え、講演内容を見極めたいとのことから積極的な商いは手控えられ薄商いの中、為替の動きを見ながらのポジション調整の取引が中心となった。前引けの日経平均株価は前日比27円22銭安の19537円58銭で引けた。後場はランチタイムの日経平均先物が下落したことを受けて日経平均株価も寄付きから下げ足を速め19500円台を割り込んだ。その後も週末という事から押し目買いも入る様子はなくじりじりと値を切り下げ172円安まで下げたが、大引けにかけて為替市場でドル円が114円20銭近辺で底堅く推移したことで買戻しが入り、急速に値を戻した。大引けは前日比95円63銭安の19469円17銭で引けた。
貴金属
金先限帳入値は4500円(前日比-44円)。銀先限帳入値は64.8円(前日比-2.5円)。プラチナ先限帳入値は3624円(前日比-93円)パラジウム先限帳入値2780円(前日比-22円)。NY市場が早期利上げの確率の高まりを受け、コモディティ全般に年度末を控えた大手投機筋の手仕舞い売りに全面安となった。金はドル建て現物相場の下落幅が円安分を相殺して反落、その後も上値は重くじりじりと値を下げ、軟調な展開となった。白金はドル建て現物相場が1000ドルを割り込んで戻り売りを浴びて990ドル前後に急落、東京市場も前日比100円前後暴落した。
石油
原油先限帳入値は38330円(前日比-550円)。ガソリン先限帳入値は52070円(前日比-380円)。灯油先限帳入値は48190円(前日比-660円)。米・原油在庫量が過去最高水準に達している事が重石となった上、米・早期利上げ観測が高まった事から1ドル超急落した海外相場を眺め、東京原油は38000円前半の値位置へ水準を切り下げた。その他製品相場も続落し、特に灯油の下落幅が大きい。
ゴム
ゴム先限帳入値は272.9円(前日比-1.8円)。ゴム独自の材料に目新しい材料は無かったが、米・早期利上げ観測の高まりを受けて景気関連銘柄が全般的に急落した為、買い方の手仕舞い売りが優勢となって、昨日に続いて270円われを示現、その後、切り返したものの270円半ばへ戻すも戻りは鈍く軟調。ただ260円台では底堅く積極的な売りが躊躇われ、270円台前半で軟調となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23030円(前日比-200円)。大豆先限帳入値は50230円(前日比-340円)南米の生産高の増大やバイオ燃料に関する噂も一服しドル高によるシカゴ穀物全般が下落した事を眺め、東京コーンが23000円前後へ続落した。大豆は5万円前半の値位置で保ち合いとなった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
24:00 米ISM非製造業景気指数(2月)
27:00 イエレンFRB議長発言

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。