夕刊:2017/03/09

2017/03/09 夕刊

為替
8日のNY市場が当日発表された2月ADP全米雇用報告が予想を上回る結果となり3月利上げの可能性が高まったことで米10年債利回りが上昇したことから、ドル高円安が進み114円台後半を付けた流れを受けて9日の東京市場でも前日東京終値より50銭ほどドル高円安の114円40銭台で取引が始まった。一時114円60銭近くまでドルが変われる場面も見られたが米長期金利の上昇を受け日本の新発10年物国債の利回りも連れて上昇、日米金利差が縮小しドルの上値が重くなり114円30銭台後半まで値を下げた。午後は日経平均がじり高傾向となったことからドルが買戻され114円50銭前後まで戻し、底堅い動きとなった。15時15分現在、1ドル=114円50銭。
株式(日経平均)
9日の日経平均株価は為替市場でのドル高円安進行が好感され寄り前の日経平均先物価格に鞘寄せする格好で前日比89円03銭高の19343円06銭と反発して始まった。寄り後は明日の株価指数先物・OP(3月限)メジャーSQを控え様子見気分の強い中、為替市場でドルが売られじり安方向に転じた事を受け上げ幅が縮小傾向となり19300円を割り込んだ。前引けの日経平均株価は前日比29円07銭高の19283円10銭で引けた。後場は明日以降の重要イベントを控え商いが低調となる中、ドル高円安で輸出関連や素材関連株などが堅調となり日経平均株価は19300円台前半で底堅く推移した。大引けの日経平均株価は前日比64円55銭高の19318円58銭と5日ぶりに反発した。
貴金属
金先限帳入値は4417円(前日比-15円)。銀先限帳入値は62.9円(前日比-0.9円)。プラチナ先限帳入値は3474円(前日比-35円)パラジウム先限帳入値2777円(前日比-3円)。米ADP民間雇用統計が29.8万人と予想より11万人増となった事からNY市場が続落した。これを受けて東京金は円安分を相殺し、小幅軟調で4400円前半でのもみ合いとなった。白金は欧州でのディーゼル車生産の減少から触媒需要減退が懸念されており、ドル建て現物相場が950ドル割れに沈むなど続落となった。東京は3500円を割り込んで3400円後半の値位置で軟調に推移した。
石油
原油先限帳入値は37400円(前日比-1070円)。ガソリン先限帳入値は51210円(前日比-990円)。灯油先限帳入値は47200円(前日比-1120円)。海外原油相場が米労働市場にて大幅に雇用者数が伸びた事によるドル高や週間在庫統計にて9週連続の在庫積み増しとなって過去最高水準を更新した事から大幅に急落し、東京原油も一時、前日比1500円安となるなど続落した。その後は円安に支えられ37000円前半に値を戻したものの弱保ち合いとなった。その他製品相場も前日比1000円前後下落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は257.0円(前日比-1.4円)。前日の下落で昨年秋口からの上昇幅の半値押しの水準を達成し、下値警戒感の台頭により反発した。ただ260円台を回復したものの、夜間立会の高値261.6円直前で撥ね返されると買い方の手仕舞い売りが優勢となり、前日安値を下回り255.8円の安値を付けた。その後は売り方の買戻しが先行して切り返したが戻りは鈍く、前日終値付近での往来相場となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22790円(前日比+10円)。大豆先限帳入値は50470円(前日比-100円)。シカゴ穀物が輸出需要は好調を維持しているが南米の穀物生産高の増加に圧迫される中、ドル高を背景に続落した。東京コーンは今晩の米・穀物需給報告を見極めたいと買い方の手仕舞い売り継続により続落した。大豆は参加者不在でまちまちの値動き。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:45 欧州中央銀行政策金利
22:30 ドラギECB総裁会見
22:30 米新規失業保険申請件数(前週分)
26:00 米穀物需給報告(農務省)

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