夕刊:2017/03/21

2017/03/21 夕刊

為替
東京市場が3連休中に海外為替市場ではG20財務相・中央銀行総裁会議の終了後公表された声明文から「保護主義に対抗する」との文言が削除されたことで保護貿易の台頭が懸念されリスク回避の円買いドル売りが進んだ。連休明け21日の東京為替市場のドル円相場は海外市場の流れを受け112円50銭台で取引が始まった。日中取引に入っても円高ドル売りの流れは続き、一時2月末の円高水準112円20銭台までドル安円高が進んだ。その後112円ちょうど付近で大口のドル買い注文が確認されドルが下げ渋り、次第にドル円が買い戻され112円台半ばまで戻した。午後になってもドル買い円売りが継続、ドル円はじり高歩調となり、112円70銭台まで水準を切り上げて取引された。15時15分現在、1ドル=112円72銭。
株式(日経平均)
21日の日経平均株価は為替の円高ドル安進行が嫌気され前日比105円04銭安の19416円55銭で寄り付いた。ザラバに入っても保護貿易主義への懸念や米長期金利の利回り低下などでさらなるドル安円高の進行で輸出関連株、金融株などが売られ一段安したことから一時日経平均株価は184円安となった。その後為替の円高ドル安の流れが一服しドルが買い戻されるに連れて、3月末の配当狙いや新年度入り後の新規資金流入期待の押し目買いで徐々に下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比51円97銭安の19469円62銭。後場もドル高円安の流れが継続し下値不安の後退でやや反発力に欠けるものの前引け近辺で底堅く推移した。大引けの日経平均株価は前日比65円71銭安の19455円88銭と小幅続落となった。
貴金属
金先限帳入値は4442円(前日比-14円)。銀先限帳入値は62.8円(前日比-0.2円)。プラチナ先限帳入値は3473円(前日比-10円)パラジウム先限帳入値2788円(前日比+28円)。NY金はドル安、トランプ政権の不透明感などで堅調地合いを維持したが東京金は円高進行が重石となり利益確定売りで弱地合いとなり終日マイナス圏で推移した。
石油
原油先限帳入値は35690円(前日比-60円)。ガソリン先限帳入値は49630円(前日比-60円)。灯油先限帳入値は45330円(前日比-190円)。NY原油相場が米国の原油生産拡大観測を背景とした売りで上値を抑えられ反落した。東京市場も欧米原油安から売り先行で始まった後、下げ基調を強め一時35500円を割り込んだ。その後OPEC主導の減産合意の延長期待や需要拡大で供給過剰が引き締まるとの見方からアジア市場の原油先物価格が上昇したことが支援材料となり買戻しなどで200円以上下げ幅が縮小した。その他製品も総じて安かった。
ゴム
ゴム先限帳入値は263.0円(前日比-5.0円)。東京ゴムは海外原油安、円高進行が嫌気され売り先行で始まり上海ゴムの大幅下落で一段安となった。先週末付けた3/8以来の戻り高値270円が利益確定売りにはね返され同水準を抜けなかったことで戻り一巡感から上値が重くなり下値模索の動きが鮮明となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22080円(前日比-430円)。大豆先限帳入値は49050円(前日比-360円)。シカゴコーンが米国産地での降雨予想による作柄の改善見込みで下落した流れで東京コーンはシカゴ安に加え円高も重石となり大幅反落となった。大豆はシカゴ穀物全般が下落したことが嫌気され弱含みとなり大幅続落。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 米10-12月期経常収支

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