夕刊:2017/04/12

2017/04/12 夕刊

為替
11日のNY市場で米軍の原子力空母が朝鮮半島近海へ派遣され米国の対北朝鮮への軍事行動が現実味を帯びてきたことから安全資産としての債券や円を買う動きが強まり、ドル円相場が1ドル=109円60銭前後まで急落した。その流れを受け、12日の東京為替市場のドル円相場はNY市場とほぼ同水準の109円70銭前後で取引が開始された。日中取引では日経平均が大幅下落となったことからさらに円高が進み、ドル円は一時109円30銭台まで下落した。その後日経平均の下げが一巡し、時間外取引の米10年債利回りも下げ止まったことでドル円は110円50銭近辺まで値を戻した。午後はドル安円高の流れが一服しドル円は109円50銭を挟んで小動きとなった。15時15分現在、1ドル=109円51銭。
株式(日経平均)
12日の東京株式市場は朝鮮半島情勢の緊迫化によるリスク回避姿勢の高まりや円高による国内企業の業績悪化懸念により一部の防衛関連銘柄を除き、輸出関連株や金融株など幅広い銘柄が売り優勢となり日経平均株価は前日比155円77銭安の18592円10銭で寄り付いた。ザラ場に入り、株価指数先物が海外投資家からのまとまった売りで急落、連れて日経平均株価も下げ足を速め一時280円以上下げ、18500円を割り込んだ。今年1月18日以来約4ヶ月ぶりに取引時間中の年初来安値を更新した。前引けは前日比231円83銭安の18516円04銭。後場に入ってドル安円高が一服となるも円の高止まりで日経平均株価の戻りは鈍く上値の重い展開が続き大引けの日経平均株価は下げ幅をやや縮小し前日比195円26銭安の18552円61銭。
貴金属
金先限帳入値は4475円(前日比+14円)。銀先限帳入値は64.0円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3402円(前日比+44円)パラジウム先限帳入値は2798円(前日比+25円)東京金はNY金の反発を受け買い優勢となり大幅反発して始まった。中東や朝鮮半島情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりに支援され堅調な展開となるも円高進行で割高感もあり利益確定売りで上値を抑えられ、上げ幅は縮小気味となった。プラチナもNY高と東京金の反発に連れ高となり大幅反発。
石油
原油先限帳入値は38000円(前日比+90円)。ガソリン先限帳入値は51330円(前日比+130円)。灯油先限帳入値は49530円(前日比+50円)シリア、朝鮮半島情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりやOPECの減産延長期待でNY原油が続伸したことを受け東京原油も買い優勢で底堅く推移したが円高で上値が重く伸び悩みとなり小幅ながら4日続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は219.7円(前日比-9.6円)。前日の軟弱地合いを引き継いで夜間立会が続落し、230円を回復出来ずに終了した。上海夜間市場が東京市場の急落を眺め、大幅に下落した事から日中立会を大幅続落して始まると買い方の投げが誘われ220円を割り込んで急落した。その後は売り方の利益確定の手仕舞い買いに値を戻したがテクニカルの悪化で戻り売りが優勢となった。200円の大台割れも視野に入ってきており、主要生産地の減産期明けも近い上、東京市場の取組が海外ファンド筋と見られる大手投機筋が売り越しに転じた事も有り、今後の動きが注目される。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21550円(前日比-180円)。大豆先限帳入値は46510円(前日比-190円)。前日のシカゴコーンが小幅反落したことを受け東京コーンは弱含みで始まったが円高が進んだ割には昨日の上げた分の下げで止まり終始マイナス圏で推移するも底堅い動きとなった。もっとも出来高は低調気味だった。大豆は小口の売買で玉次第となり続落した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
米3月輸入物価指数(前月比)
米3月月次財政収支

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