夕刊:2017/05/02

リスク回避姿勢の和らぎでリスクオンの動き強まり、東京市場は円安、株高。

為替
米議会が9月末までの予算案を暫定的に合意し政府機関の閉鎖が回避されトランプ政権の政策の実施へ一歩前進したことやトランプ大統領が金正恩労働党委員長との会談に前向きな発言で朝鮮半島の地政学リスクが後退したことなどから、リスク回避の円買いの巻き戻しの動きからドルが買われ1ドル=111円80銭台で取引が始まった。日中取引では日経平均の上昇に後押しされ、111円90銭後半までドル高円安が進んだ。その後112円近辺のドル売りオーダーに上値が抑えられドル円は111円80~90銭台で底堅い動きとなった。午後は午前の流れを継続、111円90銭を挟んで底堅く推移していたが終盤にかけてドル買いの動きが強まり、ドル円は3/31以来の112円乗せとなった。15時15分現在、1ドル=112円08銭。
株式(日経平均)
2日の東京株式市場は、前日のNY株式市場でNYダウが小幅安となったもののナスダック指数が好業績のハイテク株の上昇で最高値を更新したことが好感され、東京市場もハイテク株中心に買い先行となり、前日比25円20銭高の19335円72銭と小幅続伸して始まった。ザラ場は為替のドル高円安基調が下支えとなりヤマハ、京セラなど好業績株が買われる中、指数先物のショートカバーによる上昇に追従する格好で日経平均が押し上げられ、一時150円以上上昇し19400円台半ばまで上げ幅を拡大した。その後、戻り売りで上げ幅を縮小させたが19400円台を維持し底堅い動きとなった。前引けは前日比135円66銭高の19446円18銭。後場も好業績株を物色する流れが継続し、日経平均株価は堅調に推移し、前日比135円18銭高の19445円70銭と続伸して引けた
貴金属
金先限帳入値は4509円(前日比-11円)。銀先限帳入値は61.0円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3366円(前日比-12円)パラジウム先限帳入値は2876円(前日比-41円)トランプ政権に対する政治リスクと朝鮮半島での地政学リスクの後退でNY金が反落した流れで東京金も利益確定売りが先行する形となり反落して始まった。その後は円安やドル建て現物相場の底堅い動きから押し目買いを誘い、やや下げ幅を縮小させた。プラチナはNY安と金の反落が売り圧迫要因となり続落した。
石油
原油先限帳入値は35610円(前日比-240円)。ガソリン先限帳入値は48480円(前日比-200円)。灯油先限帳入値は48370円(前日比-160円)。リビアの生産再開による増産加速や米国内の石油掘削装置(リグ)の増加傾向が供給過剰懸念とされNY原油が反落した流れを受け、東京原油も売り優勢となり下落基調となったものの円安が下支えとなり下げ幅はやや縮小した。ただ、本日米石油協会(API)から週間在庫統計が発表されるとあって在庫の動向を見極めたいとの思惑で上値が重く戻りも限定的となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は221.7円(前日比+6.1)。夜間取引は連日の底堅い値動きから確りとなった。日中立会は高寄り後の揉み合いを経て4月中の下落幅の1/3戻り(218.1円)を再びクリアすると上海相場も15000元を上抜けて続伸となった。大型連休を控え、売り方の買戻しが急がれ、223.9円の戻り高値を更新。1/2戻り(224.4円)を目指す動きとなった。その後は連休前のポジション調整の売買となり220円前半での揉み合いに終止した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22300円(前日比+300円)。大豆先限帳入値は46880円(前日比+430円)。コーンは米中西部の豪雨による作付け遅延懸念でシカゴ高となったことを受け買いが優勢となり続伸して始まり、円安とシカゴ夜間取引の堅調な動きに支援され利食い売りをこなしながら本日の高値圏で推移した。大豆は薄商いながらシカゴ高とコーンの堅調な動きに支えられシカゴ夜間取引の続伸を受け底堅い動きとなった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
※5/2~5/3米連邦公開市場委員会(FOMC)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。