夕刊:2017/05/08

フランス大統領選の無事通過を受けリスク選好の動きで、円安、株高傾向強まる

為替
7日のフランス大統領選挙の決選投票でEU残留を表明していたマクロン候補がEU離脱派のルペン候補に圧勝したことを受け8日の東京為替市場のドル円相場は安全資産としての円を売る動きから、2日の東京終値より60銭ほどドル高円安の1ドル=112円80銭近辺で取引が始まった。日中取引では日経平均が大幅上昇した割には円の下値も硬く、ドル円は底堅く推移したものの112円70~80銭近辺でのもみ合いとなった。午後のドル円相場は底堅いながらも112円70銭台半ばで比較的小幅な動きで推移した。15時15分現在、1ドル=112円72銭。
株式(日経平均)
8日の東京株式市場は、7日のフランス大統領選でEU残留派のマクロン候補が圧勝し欧州政治リスクが大きく後退したことや先週末のNY株式市場でNYダウが約2ヶ月ぶりに21000ドルを回復、ナスダック指数が新高値を更新したことで安心感が広がりリスク選好の動きが強まったことからソニー、トヨタ、ダイキン工など欧州関連株や輸出関連の主力株が買われ、前日比263円31銭高の19709円01銭と大幅続伸して始まった。ザラ場に入ってからもドル円相場が底堅く推移していたことや外人投資家からの主力株への買い戻しが下支えとなり日経平均はじり高基調を辿り、前日比349円49銭高の19795円19銭で前場の取引を終えた。後場も前場の地合いを引き継ぎ買い先行となり、指数先物主導で日経平均株価は一段高となり一時480円以上上昇、15年12/3以来1年5ヶ月ぶりに19900円台回復となった。大引けの日経平均株価は前日比450円00銭高の18895円70銭と大幅続伸、3/2以来2ヶ月ぶりに年初来高値を更新した。
貴金属
金先限帳入値は4447円(前日比-62円)。銀先限帳入値は59.7円(前日比-1.3円)。プラチナ先限帳入値は3340円(前日比-26円)パラジウム先限帳入値は2899円(前日比+23円)東京市場が連休期間中に海外市場で急落した流れを受け売り優勢となり大幅続落となった。先週末発表の4月の米雇用統計が予想以上に改善したことで6月利上げ観測の高まりにより長期金利が上昇したため金利のつかない金への投資意欲が後退したことが投売りを誘った。プラチナは金の急落とドル建て現物相場の軟調が売り圧迫要因となり続落した
石油
原油先限帳入値は34800円(前日比-810円)。ガソリン先限帳入値は47870円(前日比-610円)。灯油先限帳入値は47550円(前日比-820円)。原油は東京市場の連休期間中に海外原油安が進んだことから売り先行となり大幅続落で始まり、その後円安が下支えとなり下げ渋ったものの引けにかけて手仕舞い売りで下げ幅を拡大させた。
ゴム
ゴム先限帳入値は221.7円(前日比+6.1)。夜間取引は大型連休を控えた買い方の利益確定売りに押され、220円を割り込んで終了した。日中立会は連休中の上海、シンガポール市場が減産期明けによる生産が回復した事から現物売り唱え値段の下落により大幅に下落した為、200円半ばと急落して始まった。その後は売られ過ぎ感から買い戻されたが、戻りは鈍く、200円台後半での揉み合いとなった。日本以外の国々では保有在庫も多く、主要産地での現物が出回る時期となり、その動向が注目される。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22280円(前日比-20円)。大豆先限帳入値は47320円(前日比+440円)。コーンは東京市場の連休期間中にシカゴ市場が軟調に推移したことを受け売り先行となり反落して始まったものの円安を手掛かりに押し目買いが入り下げ渋った。大豆は市場参加者不在で玉次第の展開の中、小口の買いで続伸した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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