夕刊:2017/05/12

米株安と高値警戒感から利益確定売りが優勢となり、日経平均は3日ぶりの反落

為替
NY時間で強い米経済指標の発表を受け一時ドルが買われドル円が114円台を付けたあと株式相場の軟調から113円80銭台まで弱含んで取引が終了したことから、12日午前の東京為替市場のドル円相場はNY終値を若干下回る1ドル=113円70銭台前半で取引が始まった。日中取引で東京株式相場が軟調地合いとなったことでドルの上値が重くなり、その後日経平均の下げ幅が拡大するに連れてドル円は113円60銭台前半までじり安となった。午後は、ドルがやや下げ渋ったものの戻りも限定的となりドル円は113円60銭~70銭台のもみ合いとなった。15時15分現在、1ドル=113円77銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式市場でNYダウ、ナスダックと共に下落したことやドル高が一服したことを受け、12日の東京株式市場は、テクニカル的にも過熱感を示す指標も見受けられることから利益確定売りが優勢となり日経平均株価は前日比19円91銭安の19941円64銭と小幅安で始まった。ザラ場に入ってからもソフトバンクやトヨタ、ファナックなどの主力値嵩株に売り圧力が強まり日経平均を押し下げ、じり安基調を辿り一段安となった。一方で丸井Gや楽天など好決算を発表した銘柄は買われるなど、好業績銘柄への物色意欲は依然衰える兆しは見られなかった。日経平均株価は前日比138円27銭安の19823円28銭で前場の取引を終えた。後場は週末を控え見送り気分が強い中、利益確定売りと好業績株の押し目買いとが交錯する形でやや下げ幅を縮小させた。大引けの日経平均株価は前日比77円65銭安の19883円90銭と3日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4474円(前日比+4円)。銀先限帳入値は60.2円(前日比+0.2円)。プラチナ先限帳入値は3390円(前日比+21円)パラジウム先限帳入値は2909円(前日比+19円)東京金は前日のNY金が続伸したことが下支えとなり買い優勢で始まった。その後、円安一服で利益確定売りを誘い、上値が重くなったが押し目買いが下値を支え、底堅く推移した。プラチナは円の下げ止まりで売り先行となり安寄りしたあと弱含みで推移したが午後にドル建て現物相場とNY夜間取引が堅調となったことから下げ幅を縮め、反発に転じ続伸した。
石油
原油先限帳入値は35930円(前日比+70円)。ガソリン先限帳入値は48780円(前日比-50円)。灯油先限帳入値は48840円(前日比+100円)。)NY原油相場の続伸で買いが優勢となり東京原油も続伸して始まった。その後、NY原油夜間取引が堅調だったことから小確りで推移していたが為替の円高傾向が重石となり徐々に戻り売りに押され、上げ幅を縮小させた。
ゴム
ゴム先限帳入値は214.5円(前日比+0.7円)。夜間取引は前日の地合いを引き継いで堅調に始まり216.9円と高値引けとなった。日中立会は上海市場が反落した為、軟調に始まり、戻りが鈍く買い方の手仕舞い売りが先行して上値の重い展開となった。その後は214円台でもみ合ったが、夜間の寄付値214円を下回ると続落し、前日比マイナス圏へ沈み方向観を見出せず、前日終値付近でのもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22640円(前日比-90円)。大豆先限帳入値は47800円(前日比+100円)。コーンはシカゴ安と円の下げ止まりが嫌気され売り先行となり反落した。もっとも、週末ということもあって売り一巡後は低調な商いで動意薄となった。大豆は今日も低調な商いで玉次第の展開。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
米4月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米4月小売売上高(前月比)
米5月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)
米3月企業在庫(前月比)

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