夕刊:2017/05/18

トランプリスクでドル全面安となりNYダウ急落を受け、日経平均株価も大幅安。

為替
NY時間にロシアへの情報漏えい疑惑やコミーFBI前長官への捜査妨害圧力などで米議会によるトランプ大統領の弾劾裁判実施の可能性が高まり、トランプ政権の政策実行の遅れが懸念されたことを受けドルが主要通貨に対し全面安となり、アジア市場でも急激に円高ドル安が進んだ流れを受け、18日午前の東京為替市場のドル円相場は前日の東京終値に比べ2円近く円高ドル安の1ドル=110円90銭前後で取引が始まった。日中取引では東京株式市場の急落からドル円は一時110円70銭台まで円高ドル安が進んだが、ドル急落への警戒感からドルの買戻しが入り、111円台を回復したもののドル円の上値は重く、111円を挟んで一進一退の動きとなった。午後のドル円相場は日経平均が下げ渋る動きとなったことからドル円は戻り歩調となり取引終了間際に111円30銭前後まで値を戻した。15時15分現在、1ドル=111円30銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式市場がトランプリスクでNYダウが300ドル以上急落した流れを受け、 18日の東京株式市場は全面安商状となり日経平均株価は前日比257円89銭安の19556円99銭と大幅反落して取引を開始した。ザラ場に入ってからも利益確定を急ぐ売りで一時350円以上下落、19500円を割り込む場面もあった。売り一巡後は下げ幅がやや縮小傾向となり、前引けの日経平均株価は前日比285円18銭安の19529円70銭とやや下げ幅を縮小させ前場の取引を終えた。前場終了時点では東証一部全体の86%近くの銘柄がマイナスとなった。後場の日経平均は、前引けより若干下げ幅を拡大させて始まった。その後時間外取引のNYダウ先物が小幅高で推移していたことから日経平均も下げ渋り、朝の寄付き近辺まで値を戻した。大引けの日経平均株価は前日比261円02銭安の19553円86銭と大幅反落で取引を終了した。
貴金属
金先限帳入値は4489円(前日比+8円)。銀先限帳入値は60.2円(前日比-0.9円)。プラチナ先限帳入値は3379円(前日比-34円)パラジウム先限帳入値は2775円(前日比-63円)NY金の大幅続伸とトランプ大統領の機密情報漏洩やコミー前FBI長官への捜査妨害疑惑などのトランプリスクに対するリスク回避の強まりで東京金は、買い先行で始まった。ただ、急激な円高で割高感から上値が抑えられ上げ幅は限定的となった。プラチナは株安と円高が重石となり売りが優勢で大幅反落した。
石油
原油先限帳入値は35950円(前日比+230円)。ガソリン先限帳入値は48760円(前日比+170円)。灯油先限帳入値は48800円(前日比+130円)。)米エネルギー情報局(EIA)が昨日発表した米週間石油在庫統計で原油が6週連続で減少したことが手掛かり材料視され買いが優勢となり反発して始まったが円高で上値が抑えられ上げ幅が縮小傾向となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は223.3円(前日比-6.4円)。夜間取引は上海市場が終盤に反落した事から買い方の手仕舞い売りが先行し安寄りし、戻り売り優勢となって220円半ばへと続落した。日中立会は夜間取引の軟調地合いを引き継いで4月の下落幅の半値戻りの水準(224.4円)を下回って始まると買い方の利食い売りが急がれ急落、一時、218円の前述の下落幅の1/3戻り218円まで下落した。この水準で下値がサポートされ220円台を回復し揉み合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22000円(前日比-310円)。大豆先限帳入値は46670円(前日比-1210円)。コーンは円高で売り圧力が強まり続落で始まりシカゴ夜間取引が反落したことから下げ幅が拡大、一段安となった。大豆は流動性の低い中、円高を嫌気した小口の売り物で大幅反落となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回23.6万件)
21:30米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想18.5 前回22.0)
23:00米4月景気先行指標総合指数(前月比)(予想+0.4% 前回+0.4%)

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