夕刊:2017/05/30

英・米市場が休場で材料難の中、株、商品先物相場は為替の動きに振り回され方向感定まらず

為替
30日の東京為替市場のドル円相場は英米市場が休場のため材料不足で前日東京終値とほぼ同水準の1ドル=111円20銭台で取引が始まった。日中取引ではギリシャの債務問題やイタリア総選挙の前倒しなど欧州問題への警戒感からユーロが主要通貨に対して全面安となったことを受けリスク回避の円買いの動きが強まり、一時ドル円は110円70銭台後半まで円高ドル安が進んだ。その後円高が一服となりドル円は110円80銭台でのもみ合いとなった。午後は日経平均が前引け水準より高く始まり下げ幅が縮小傾向となったことからドルが買い戻され、ドル円は110円90銭台まで値を戻した。15時15分現在、1ドル=110円97銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場が休場ということもあって手掛かり材料難で30日の東京株式市場は様子見気分が強く、日経平均株価は前日終値とほぼ同水準の前日比1円46銭安の19681円11銭で寄り付いた。ザラ場では為替の円高進行が嫌気され輸出関連株が売り優勢となった他指数先物が下げを主導し現物市場でインデックス売りを誘い下げ幅を拡大、100円以上の下げとなった。前引けの日経平均株価は前日比106円72銭安の19576円19銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は円高一服と日銀のETF買い付けの思惑で押し目買いが入り、前引けより高く寄り付いた。寄り後もドル円が値を戻すにつれて売り方の買い戻しなどで次第に下げ幅を縮小させ一時プラスに転じた。大引けの日経平均株価は前日比4円72銭安の19677円85銭と小幅ながら3日続落した。
貴金属
金先限帳入値は4507円(前日比-9円)。銀先限帳入値は61.9円(前日比+0.2円)。プラチナ先限帳入値は3401円(前日比-25円)パラジウム先限帳入値は2806円(前日比+3円)東京金はドル建て現物相場の堅調を受け前日比変わらずの寄り付きとなった。寄り後は円高が重石となり小幅安に転じたものの欧州リスクや北朝鮮問題が下支えとなり下げも限定的で小安いながら底堅く推移し、4500円台を維持して引けた。プラチナは円高とドル建て現物相場の軟調を受け売り優勢で始まり、円高が進むにつれて徐々に下げ幅を拡大させた。
石油
原油先限帳入値は36060円(前日比-20円)。ガソリン先限帳入値は48640円(前日比+30円)。灯油先限帳入値は49830円(前日比-120円)。)東京原油はNY原油時間外取引が堅調に推移していたことが好感され小高く寄り付いた後、円高進行が売り圧迫要因となり下げに転じた。ただ、米国のドライブシーズン入りでガソリンの需要の高まりへの期待も強く、売り一巡後は押し目買いで下げ幅を縮小させた。ガソリンは小幅続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は207.7円(前日比-5.3円)夜間取引は軟調に始まり上値の重い足取りで終了した。日中立会も212円で頭を抑えられ210円を割り込むと買い方の損切り覚悟の手仕舞い売りに急落した。特に期近の下落が顕著で10円超の大幅下落となったから逆ザヤ幅が縮小され、先限も期近に連れ安となり205円の安値を付けた後、若干、下値を切り上げたが、戻りは限定的であった。明日、再開される上海市場が東京市場の下落に追随して来るかが焦点となる。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22130円(前日比-170円)。大豆先限帳入値は46270円(前日比+40円)。コーンは、夜間取引が高く引けたことを受け買い先行となり小幅高で寄り付いた。寄り後は商いが低調で玉次第となる中、円高進行とシカゴ夜間取引の軟調から小口の売りで値を消す展開となりマイナス圏へ沈んだ。大豆は今日も超閑散商いで方向感が定まらず小幅高で寄り付いた後、動意薄のまま小反発して引けた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米4月個人消費支出(前月比)(予想+0.1% 前回-0.1%)
21:30米4月個人所得(前月比)(予想+0.4% 前回+0.2%)
22:00米3月ケース・シラー米住宅価格指数(予想- 前回193.49)
23:00米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)(前回119.8 予想120.3)

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