夕刊:2017/06/07

円高一服で買い戻しを誘い、日経平均は小幅反発

為替
7日の東京為替市場のドル円相場は昨日のNY市場の終値と同水準の1ドル=109円40銭台で取引が始まった。日中取引では8日のコミーFBI前長官の米議会での公聴会や英総選挙を控え米英政局への不透明感から様子見気分が強まりドル円の上値は重くなったものの時間外取引の米10年債利回りが下げ止まったことで円を積極的に買う動きが一服し、ドル円は109円半ばでもみ合いとなった。午後は円高一服から日経平均の下げ幅が縮小し反発に転じたことからドルが買い戻されドル円は一時109円60銭台まで値を戻した。株式市場の取引終了後、円買いが強まりドル円は押し戻され、15時15分現在、1ドル=109円45銭。
株式(日経平均)
前日の米株式相場の続落と円の高止まりが嫌気され7日の東京株式市場は、輸出関連株や銀行株などが売り優勢となり日経平均株価は前日比28円22銭安の19951円68銭と小幅続落して寄り付いた。ザラ場では海外投資家や国内機関投資家などからのポジション調整売りで一時下げ幅が拡大したが売り一巡後に個人からの押し目買いが下支えとなり下げ幅を縮小させた。前引けの日経平均株価は前日比63円05銭安の19916円85銭で前場の取引を終了した。後場は、前引けより日経平均がやや値を戻して寄り付いた後、円高一服から日経平均先物が買戻しで反発、現物市場との裁定買いを誘い指数を押し上げ、日経平均は反発に転じた。その後は売り買い交錯し、大引けの日経平均株価は前日比4円72銭高の19984円62銭と小幅ながら反発した。
貴金属
金先限帳入値は4532円(前日比+6円)。銀先限帳入値は61.9円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3377円(前日比-15円)パラジウム先限帳入値は2942円(前日比+16円)前日のNY金が大幅続伸したことを受け東京金は買い優勢となり反発して始まった。寄り後は円高とドル建て現物相場の上げ一服で上値が抑えられたものの英米政治リスクや中東情勢への懸念が下支えとなり寄り付き近辺での底堅い動きで推移した。プラチナは円高が圧迫要因となり小幅反落して始まり、ドル建て現物相場の下落で下げ幅をやや広げ軟調推移となり反落した。
石油
原油先限帳入値は34120円(前日比+110円)。ガソリン先限帳入値は46590円(前日比変わらず)。灯油先限帳入値は47750円(前日比+110円)。6日に米石油協会(API)が発表した米週間在庫統計で原油在庫が減少したことが好感されNY原油が反発したことを受け東京原油も買戻しで反発して始まった。寄り後は円高やNY原油時間外取引が弱含んだことから上値が重くなり上げ幅を縮小し、動意薄のまま小幅高で引けた。
ゴム
ゴム先限帳入値は185.5円(前日比-0.3円)。前日の夜間取引で178.8円まで下落した流れを受け寄り付きは夜間取引と同水準の179円ちょうどで取引が始まった。その後円高が一服したことや上海ゴムの日中取引が小高くなったことから売り方の買戻しで次第に下げ幅を縮小させた。もっとも、テクニカル的には昨年10月に付けた安値173.5円が視野に入り、上海ゴムや為替の動向次第では一段安する可能性もあることから積極的に買い上がる向きも少なく、戻りも限定的となろう。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22400円(前日比+260円)。大豆先限帳入値は45930円(前日比+700円)。コーンは前日のシカゴ高を背景に買いが優勢となり反発して始まり、シカゴ夜間取引の続伸で上げ幅を拡大させたが円高が重石となり底堅いながらも高もちあいのまま推移した。大豆は前日のシカゴ相場の続伸で大幅反発して始まったものの人気離散で玉次第の展開となり小口の売り買いで乱高下した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
20:00米MBA住宅ローン申請指数(前週比)(予想- 前回-3.4%)
28:00米4月消費者信用残高(前月比)(予想150億ドル 前回164億ドル)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。