夕刊:2017/06/08

日銀の出口論変更の報道で円買い進み、日経平均は2万円台を回復後反落に転じる

為替
NY時間に8日のコミーFBI前長官の公聴会での証言内容が公表され、既に報道された内容と変わらなかったことから議会証言への懸念が和らいだことを受け、米債券利回りが上昇しドルが買われドル円が109円80銭台まで上昇した流れを受け、8日の東京為替市場のドル円相場は昨日のNY市場の終値と同水準の1ドル=109円80銭台で取引が始まった。日中取引では東京株式市場が米株高を反映し、2万円台を回復して寄り付いたことから円が売られドル高となりドル円は一時110円台を付けた。その後110円近辺でのドル売りオーダーに上値が抑えられ、ドル円は109円90銭前後のもみあいとなった。午後は一部報道で日銀の出口論変更が伝えられ円金利が上昇し、日米金利差縮小から円が買われドル円は109円50銭前後まで急落した。15時15分現在、1ドル=109円50銭。
株式(日経平均)
前日の米株式相場の反発と米10年債利回りの上昇でドル高円安が進んだことが好感され8日の東京株式市場は、米債利回りの上昇から銀行株に買戻しの動きが強まり、円安を受け輸出関連株が買い優勢となり日経平均株価は前日比63円66銭高の20048円28銭と2万円台を回復して寄り付いた。ザラ場に入り今夜のコミーFBI前長官の公聴会での証言や英総選挙の結果待ちで見送り姿勢が高まる中、寄り後発表された本邦GDP改定値が下方修正となったことから戻り売りで日経平均が伸び悩みとなり2万円を挟んでもみあう展開となった。後場は、前引けとほぼ同水準で寄り付いた後、動意薄となり横ばいで推移していたが円金利上昇から円買いが進み円高となり、それを受け日経平均も下落に転じ下げ幅を拡大させた。大引けの日経平均株価は前日比75円36銭安の19909円26銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4521円(前日比-11円)。銀先限帳入値は61.8円(前日比-0.1円)。プラチナ先限帳入値は3348円(前日比-29円)パラジウム先限帳入値は2864円(前日比-78円)前日のNY金が反落したことを受け東京金は利益確定売りが優勢となり反落して始まった。寄り後はNY金夜間取引の軟調に下押され下げ幅を拡大したものの円安が下支えとなり押し目買いで寄り付き近辺まで値を戻した後、円高急反転で再度下げ基調となった。プラチナはNY安と金の反落で売り優勢となり続落して始まった。その後円安とドル建て現物相場の堅調を受け下げが一服となり買い戻しで一時下げ幅を縮小させたが再び円高となり寄り付き近辺まで押し戻された。
石油
原油先限帳入値は33240円(前日比-880円)。ガソリン先限帳入値は45700円(前日比-890円)。灯油先限帳入値は46850円(前日比-900円)。7日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した米週間在庫統計で原油在庫が予想外に増加したことがサプライズとなりNY原油が急落したことを受け、投売りを誘い東京原油も大幅反落した。寄り後は円安とNY原油時間外取引が反発したことから買戻しで下げ幅を縮小させた後、売り買い交錯となり円高進行から弱含みで推移した。
ゴム
ゴム先限帳入値は181.6円(前日比-3.9円)。前日の東京夜間取引や上海夜間取引の弱地合いを受け東京ゴムは東京夜間よりも安く寄り付いた。寄り後直ぐに180円を割り込み179.6円と本日安値を付けた後、円安が下支えとなり値ごろ感から売り方の買戻しで値を戻し、東京終値182.6円前後でもみ合いとなった。午後に入り上海ゴムが反発に転じるに連れて東京ゴムも戻り歩調を辿り一時プラス圏へ浮上したものの弱気筋からの戻り売り圧力に押されじり安となり8日連続安となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22680円(前日比+280円)。大豆先限帳入値は45260円(前日比-670円)。コーンは円安と前日のシカゴ高を受け大幅続伸して始まり、シカゴ夜間取引の続伸で上げ幅を拡大させ高値圏で底堅く推移した。大豆は前日のシカゴ相場の堅調を受け続伸して始まったものの買い物が薄い為、小口の売りで値を消しマイナス圏へ沈んだ。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回24.8万件)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。