夕刊:2017/06/16

円安進行でリスク選好の動き強まり、日経平均は5日ぶりの反発

為替
NY時間で朝方発表された経済指標が強めの数字となったことから米債が売られ債券利回りが上昇し、ドル買いが強まり前日より1円以上ドル高円安となった流れを受けて16日の東京為替市場のドル円相場はNY市場の終値近辺の1ドル=110円90銭台で取引が始まった。日中取引では日経平均が反発して寄り付いた後上げ幅を拡大したことから更にドル高円安が進み111円20銭台前半まで上昇し、その後111円台前半で底堅く推移した。15時15分現在、1ドル=111円12銭。
株式(日経平均)
前日のNY市場でNYダウ、ナスダック指数共に反落したものの米債券利回りの上昇でドルが買われ円安の流れが加速したことから、16日の東京株式市場は、リスク選好の動きが強まり円安を手掛かりに輸出関連株や米債券利回り上昇でメガバンクなど金融株に買戻しの動きが広がり日経平均株価は前日比99円33銭高の19931円15銭と反発して寄り付いた。寄り後も昨日まで日経平均が4日続落したこともあって押し目買いや自立反発狙いの買いで上げ幅を拡大し、日経平均は130円以上上昇した。買い一巡後は戻り売りに上値が抑えられ高値圏でもみ合った。前引けの日経平均株価は前日比105円33銭高の19937円15銭で前場の取引を終了した。後場は、昼休み時間中に日銀金融政策決定会合での金融緩和策の現状維持が公表された後、公表前に政策変更を期待して日経平均先物を売っていた向きからの買戻しで先物が上昇したことから日経平均は一段高で寄り付き、一時2万円台を回復した。引けにかけ週末のポジション調整売りでやや上げ幅が縮小するも大引けの日経平均株価は前日比111円44銭高の19943円26銭と5日ぶりに反発した。
貴金属
金先限帳入値は4473円(前日比+29円)。銀先限帳入値は59.6円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3307円(前日比-7円)パラジウム先限帳入値は2991円(前日比+59円)前日のNY金は大幅反落したものの東京金は円安による割安感から買い優勢で始まり反発して寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の下落で上値が重くなったものの円安進行が下支えとなり高値圏でもみ合い大幅反発した。プラチナはNY安を受け売り先行で始まったものの金の反発が下支えとなり円安進行で下げ幅が縮小し、一時プラス圏へ浮上するも戻り売り圧力に押し戻され小幅ながら反落した。
石油
原油先限帳入値は32790円(前日比+510円)。ガソリン先限帳入値は45630円(前日比+380円)。灯油先限帳入値は46480円(前日比+440円)。NY原油は続落したものの東京原油は円安が下支えとなり反発して寄り付いた。寄り後NY原油夜間取引が下げ止まり上昇に転じたことから買戻しでじり高基調を強め上げ幅を拡大した。
ゴム
ゴム先限帳入値は201.0円(前日比+1.6円)。円安と上海ゴム夜間取引の堅調を受け東京ゴムは買い優勢で始まった。寄り後日中取引の上海ゴムが上げ幅を拡大13000元の大台を超えたことがきっかけで一段高となり204円の高値を付けた。その後上海ゴムが13000元を割り込むと上げ一服となり、週末を控えた持ち高調整の売りに押され上げ幅が縮小し前日夜間取引の高値を下回って引けた。
とうもろこし・大豆
コーン新甫帳入値は22580円(前日比-)。大豆新甫帳入値は46000円(前日比-円)。前日のシカゴ高とシカゴ夜間取引の堅調で東京コーン新甫7月限は買い優勢で始まった。寄り後も円安に支援され寄付き値段を上回って強含みで推移した。大豆新甫6月限はシカゴ高を受け、玉次第ながら小口の買いで高寄り後一段高となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米5月住宅着工件数(前月比)(予想+4.1% 前回-2.6%)
21:30米5月建設許可件数(前月比)(予想+1.7% 前回-2.5%件)
23:00米5月米労働市場情勢指数(LMCI)(予想3.0 前回3.5)
23:00米6月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)(予想97.0 前回97.1)

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