夕刊:2017/07/04

北朝鮮情勢の緊迫化からリスク回避の動きが強まり、日経平均は急反落。

為替
NY時間で米6月ISM製造業景況感指数が予想を上回る強い数字となったことから米長期金利が上昇、それを受けてドルが買われドル高円安が進んだ流れを引継ぎ4日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より1円近く円安ドル高水準の1ドル=113円30銭台で取引が始まった。日中取引では北朝鮮のミサイル発射のニュースで地政学リスクの高まりが意識されやや円高ドル安に振れたもののその後ドル円は値を戻し113円20~30銭近辺で底堅く推移した。午後に入り日経平均が上げ幅を縮小させマイナスに転じたことからドル高が一服し円高ドル安が進み、ドル円は112円90銭近辺まで急落した。15時15分現在、1ドル=112円98銭。
株式(日経平均)
4日の東京株式市場では円安進行に加え好調な米経済指標を背景に前日のNYダウが大幅高したことや原油相場の続伸でリスク選好の動きが強まり自動車など主力の輸出関連、石油、金融株など幅広い銘柄に買いが入り日経平均株価は前日比136円47銭高の20192円27銭と続伸して寄り付いた。寄り後は、ナスダック安でハイテク銘柄の一部が売られたことや北朝鮮のミサイル発射のニュースが重石となり次第に上げ幅を縮小させ日経平均は20100円台前半で小動きに推移した。前引けは前日比85円41銭高の20141円21銭で取引を終了した。後場は今晩のNY市場が休場で見送り気分が強まる中、北朝鮮が東京株式市場の引け後重大発表を行なうとの報道を受け朝鮮半島情勢への警戒感の高まりからリスク回避の動きが強まり日経平均は下げ基調を強め一時2万円の大台を割り込んだ。大引けにかけてはやや値を戻したものの日経平均株価は前日比23円45銭安の20032円35銭と小幅反落した。
貴金属
金先限帳入値は4442円(前日比-23円)。銀先限帳入値は58.9円(前日比-1.2円)。プラチナ先限帳入値は3313円(前日比-27円)パラジウム先限帳入値は2998円(前日比+52円)東京金はNY安を受けて売り優勢となり続落して寄り付いた後じり安傾向となった。円安に下支えされたものの欧米金利上昇で金利のつかない金への投資意欲の後退から戻り売り圧力も強く、戻りが限定的となり弱含みで推移した。プラチナはNY安を引き継ぎ大幅反落して寄り付いた後、ドル建て現物相場の上げ一服と金の下落で買い手控えられ、戻りも鈍く軟調な動きで推移した。
石油
原油先限帳入値は34840(前日比+430円)。ガソリン先限帳入値は47820円(前日比+460円)。灯油先限帳入値は49950円(前日比+760円)。東京原油は続伸した。NY原油の大幅続伸と円安に支援され東京原油は買い優勢となり続伸して始まり、その後NY原油夜間取引の軟調で利益確定売りを誘い上げ幅を縮小させた後は小動きとなった。
ゴム
ゴム先限帳入値は196.0円(前日比-7.9円)。円安は好感されたが上海ゴム夜間取引安から売りがやや優勢となり東京ゴムは夜間終値より安く寄り付き前日終値近辺でもみ合った後、日中取引の上海ゴムが13000元割れとなり下げ幅が拡大したことから連れて東京ゴムも下げ基調を強め、200円割れで売りが加速し投売りを誘いながら一段安となった。売り一巡後は買戻しでやや値を戻したものの戻りは鈍く安値圏でもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22450円(前日比+160円)。大豆先限帳入値は4860円(前日比+880円)。東京コーンは前日のシカゴ高を受け続伸して寄り付いた後、今晩米農務省から発表予定だった作柄状況や育成進度などが休場明けの5日に延期されたことで様子見ムードが強まり動意薄となった。大豆はシカゴ高や円安を受け大幅続伸して始まり出来高低調の中、一時4桁の上げ幅となるなど小口の商いの割には値幅の大きい動きとなった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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