夕刊:2017/07/05

日銀によるETF買い付けの思惑で、日経平均は反発に転じる。

為替
欧州・オセアニア市場ではドル円は113円台前半で推移していたが東京時間で昨日の北朝鮮によるICBMミサイル発射実験の成功で再び朝鮮半島情勢の緊迫化が意識されリスク回避の円買いの動きが強まり5日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値よりやや円高ドル安水準の1ドル=112円90銭台で取引が始まった。日中取引では時間外取引の米10年債利回りの低下を受けドルの上値が押さえられたもののしばらくは112円90銭台後半でもみ合いを続けていたが韓国国防相の「北朝鮮が6回目の核実験を行う可能性が高い」との報道をきっかけに日経平均が下げ幅を拡大させたことからドル売り円買いが進み一時ドル円は112円80銭台前半へ下落した。その後ドル円は値を戻したものの112円90銭近辺でもみ合いとなった。午後に入り日経平均が値を戻して寄り付いた後、急速に値幅を縮小させるに連れてドルが買い戻されドル円は反発し113円台前半へ上昇した。15時15分現在、1ドル=113円26銭。
株式(日経平均)
5日の東京株式市場では前日のNY市場が休場の為材料不足から買い手控えられる中、日経平均株価は前日比17円28銭安の20015円07銭と小安く寄り付いた。その後韓国国防相の北朝鮮が6回目の核実験を行う可能性に言及したとの報道を受け朝鮮半島の地政学リスクの再燃が意識されリスク回避の動きが強まり先物売り主導で日経平均が押し下げられ一時130円近く下落し、19900円割れとなった。売り一巡後はいくらか値を戻すも上値が重く戻りも限定的となった。前引けは前日比103円56銭安の19928円79銭で取引を終了した。後場は、前引けより少し値を戻して寄り付いた後、円高一服と日銀のETF買い付けの思惑で押し目買いが入り下げ幅を縮小させ反発に転じた。大引けにかけてはやや上げ幅を広げ、日経平均株価は前日比49円28銭高の20081円63銭と小幅反発した。
貴金属
金先限帳入値は4455円(前日比+13円)。銀先限帳入値は58.9円(前日比変わらず)。プラチナ先限帳入値は3328円(前日比+15円)パラジウム先限帳入値は2990円(前日比-8円)東京金は4日ぶりに反発した。ドル建て現物相場の堅調から買い優勢となり反発して寄り付いた後、円高で上値が抑えられたものの北朝鮮のICBM発射実験や6回目の核実験の可能性の高まりによる朝鮮半島の地政学的リスクへの懸念で押し目買いを誘い底堅い動きとなった。その後ドル建て現物相場の一段高で上げ幅を拡大させた。プラチナもドル建て現物相場の上昇と金の堅調で買い優勢となり、反発して寄り付いたあと円高が重石となり上げ幅がやや縮小するもドル建て現物相場の堅調推移が下支えとなり底堅い動きとなった。
石油
原油先限帳入値は34990(前日比+150円)。ガソリン先限帳入値は48080円(前日比+260円)。灯油先限帳入値は50180円(前日比+230円)。東京原油は続伸して寄り付いた後、NY原油夜間取引の軟調から利益確定売りに押され一時マイナス圏へ沈んだものの円高一服で買い直され再び上昇に転じ、9日続伸となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は197.5円(前日比+1.5円)。東京ゴムは前日の東京夜間終値とほぼ同水準で寄り付いた後、日中取引の上海ゴムが始まる前までは寄り付き近辺で底堅く推移していたが上海ゴムが寄り付き後下げ幅を拡大させると東京ゴムも反落に転じ、夜間取引の安値近辺まで下げ幅を拡大させたものの今週末にタイ・インドネシア・マレーシアの3カ国会合が予定されており協調市況介入への警戒感もあるため積極的に売りを仕掛ける向きも無く、上海ゴムの動きに合わせる形で値を戻した後は小幅のレンジ内での往来相場となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22490円(前日比+40円)。大豆先限帳入値は48410円(前日比-270円)。東京コーンは小幅続伸して寄り付いた後、シカゴ夜間取引が休場の為手掛かり難から見送りムードが強まり動意薄となった。大豆はシカゴ夜間取引が休場の為、前日の東京夜間取引に鞘寄せする格好で修正安して寄り付いた後は小動きで推移した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
23:00米5月製造業新規受注(前月比)(予想-0.5% 前回-0.2%)
27:00米FOMC議事要旨

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