夕刊:2017/07/12

トランプリスクによる米債利回りの低下と円高進行が嫌気され、日経平均は反落。

為替
NY時間でトランプ大統領の長男とロシアの弁護士とのメールが公開されトランプ大統領のロシア疑惑が深まったことやブレナードFRB理事の追加利上げに慎重な発言を受けドル売りが強まりドル円が114円台割れとなった流れを受け12日の東京為替市場のドル円相場はNY終値とほぼ変わらずの1ドル=113円80銭前後で取引が始まった。日中取引では、時間外取引の米10年債利回り低下でやや円高が進み、ドル円は113円台半ばへ上昇した。午後は日経平均の下げ幅拡大からリスク回避の円買いが進みドル円は一時113円30銭台まで水準を切り下げた。その後ドル円はやや値を戻し113円40~50銭台でもみ合いを続けた。15時15分現在、1ドル=113円44銭。
株式(日経平均)
前日の欧州株が総じて軟調だったことやNY株式市場が乱高下するなど不安定な動きとなったことを受け、12日の東京株式市場は利益確定売りが優勢となり日経平均株価は前日比58円26銭安の20137円22銭と反落して寄り付いた。寄り後は今晩のイエレンFRB議長の議会証言を控え様子見ムードが広がる中、米10年債利回りの低下でメガバンクなど金融株が軟調に推移したことから日経平均の戻りは鈍く弱含みで推移した。前引けの日経平均株価は前日比63円10銭安の20132円38銭で取引を終了した。後場は前引けよりやや下げ幅を広げて寄り付いた後、日経平均は重要イベント前の調整売りに押されじり安を辿り一時100円超の下落幅となったが売りが一巡した後はやや値を戻し、日経平均株価は前日比97円10銭安の20098円38銭と反落して引けた。
貴金属
金先限帳入値は4443円(前日比-5円)。銀先限帳入値は58.4円(前日比+0.7円)。プラチナ先限帳入値は3317円(前日比+6円)。パラジウム先限帳入値は3013円(前日比+24円)。東京金はNY高と円高が相殺され小幅安で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇を受け一時プラス圏へ浮上したものの円高に上値が抑えられ戻り売りでじり安となり小幅反落して引けた。プラチナは円高と現物相場の堅調で売り買いが交錯し小幅安で寄り付き寄値付近での膠着相場となったあとドル建て現物相場がじり高傾向となるにつれプラス圏へ浮上した。
石油
原油先限帳入値は34230円(前日比+650円)。ガソリン先限帳入値は48190円(前日比+770円)。灯油先限帳入値は49970円(前日比+580円)。NY時間の夕方に米石油協会(API)が発表した週間在庫統計で石油在庫が前週比813万バレルと大幅減少したことを受けNY石油夜間取引が急騰したことから東京石油も買いが優勢となり大幅続伸して寄り付いた。その後円高進行とNY原油夜間取引の上昇一服で東京原油も上げ幅をやや縮小させた。
ゴム
ゴム先限帳入値は201.8円(前日比+4.5円)。東京ゴムは続伸した。原油高に加え前日の上海夜間取引が6月の中国の自動車販売が好調だったことを受け大幅高したことを受け東京ゴムは寄付きから買いを集め大幅続伸して寄り付いた。その後は日中取引の上海ゴムが夜間取引を上回ったことから東京ゴムも一時上げ幅を拡大する場面もあったが上海ゴムの上昇が一服し夜間からの上げ幅を縮小させるにつれ東京ゴムは次第に値を消し寄値近辺へ押し戻されたあと寄値を挟んでもみ合う展開となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23050円(前日比-190円)。大豆先限帳入値は50660円(前日比-510円)。コーンと大豆は共に反落した。円高が重石となったことに加え今夜USDAから発表される需給統計への警戒感からシカゴ夜間取引安をきっかけに買い方の利益確定売りが優勢となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
23:00イエレンFRB議長議会証言
27:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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