夕刊:2017/07/31

円高進行と好業績銘柄物色が綱引きとなり、日経平均は小幅続落。

為替
先週末の米4-6月期GDPの発表を受けFRBが年内の追加利上げを急がないとの見方が広がり米債券利回り低下を受け外国為替市場でドル安が加速したことから31日の東京為替市場のドル円相場は先週末の東京終値より60銭ほど円高ドル安水準の1ドル=110円台半ばで取引が始まった。日中取引では米長期金利の低下に対する警戒感や北朝鮮のミサイル発射などからリスク回避の円買いが進み一時ドル円は110円30銭台へ下落した。その後弱含みで始まった日経平均が下げ渋りとなったことでドル円は110円台半ば近辺まで値を戻したあと小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=110円60銭。
株式(日経平均)
31日の東京株式市場では外国為替市場での円高が嫌気され輸出関連銘柄がやや売り優勢となり日経平均株価は前日比26円39銭安の19933円45銭と小幅続落して始まった、寄り後は、好決算を発表した京セラや日立など好業績銘柄に押し目買いが入り日経平均は一時プラスに転じた。その後円高に上値が抑えられ日経平均は先週末終値を挟んで一進一退の動きとなった。前引けの日経平均株価は前日比13円52銭安の19946円32銭で取引を終了した。後場は前引けと同水準で寄り付いた後小動きとなり前日終値を挟んだもみ合いとなった。大引けの日経平均株価は前日比34円66銭安の19925円18銭と続落した。
貴金属
金先限帳入値は4495円(前日比+15円)。銀先限帳入値は59.5円(前日比+0.2円)。プラチナ先限帳入値は3337円(前日比+26円)。パラジウム先限帳入値は3037円(前日比+31円)。東京金は反発した。米インフレ圧力の鈍化で早期利上げ観測が後退するとの見方から金利のつかない実物資産の金への資金流入期待でNY金が買われた流れを受け東京金は買い優勢となった。寄り後は円高とドル建て現物価格の上げ一服から上値が重くなり上げ幅を縮小させた。プラチナはドル安が好感されNY高となった流れを引き継ぎ反発して始まった。その後、金の堅調に下支えされたものの円高が重石となり売り買い交錯し寄り値近辺で小動きで推移した後、引けにかけて上げ幅を拡大し本日の高値で引けた。
石油
原油先限帳入値は35540円(前日比+490円)。ガソリン先限帳入値は49200円(前日比+610円)。灯油先限帳入値は49850円(前日比+360円)。ドル安進行や世界的な過剰在庫の払拭期待で先週NY原油が堅調に推移した流れを受け東京原油は続伸して始まった。寄り後は円高で上値が抑えられ上げ幅が縮小したもののNY原油夜間取引の堅調で下値も堅く寄り値をやや下回る水準でもみ合いとなった。
ゴム
ゴム先限帳入値は205.7円(前日比+1.2円)。東京ゴムは先週末急落した反動から買い戻し優勢となり小幅反発して寄り付いた。その後日中取引の上海ゴムが前日終値付近で小確りした動きとなったことから東京ゴムも反発期待の押し目買いが下支えとなりプラス圏で底堅く推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21410円(前日比-320円)。大豆先限帳入値は48360円(前日比-320円)。コーンは反落、大豆は大幅続落。先週末米産地の天候が極端な高温とならなかったことや米中西部では低温状態が続くとの予報が嫌気され週明けのシカゴ夜間取引が急落した流れを受け安く寄り付いた後、失望売りで下げ幅を拡大させた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:45米7月シカゴ購買部協会景気指数(予想60.0 前回65.7)
23:00米6月住宅販売保留指数(前月比)(予想+1.0% 前回-0.8%)

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