夕刊:2017/08/10

北朝鮮情勢の緊迫化でリスク回避姿勢の高まりを受け、金が大幅反発

為替
10日の東京為替市場のドル円相場はNY市場の終値とほぼ同水準の1ドル=110円近辺で取引が始まった。日中取引では明日からの3連休を控え様子見ムードが強まる中、北朝鮮リスクは依然として意識されるものの日経平均が反発したことや五・十日のドル買い需要などでリスク回避の円買いの流れが一服しドル円は110円近辺で小動きとなった。15時15分現在、1ドル=109円97銭。
株式(日経平均)
10日の東京株式市場では引き続き北朝鮮情勢をめぐる地政学リスクが意識される中、昨日の株価急落を受け買戻しが優勢となり日経平均株価は前日比53円74銭高の19792円45銭と反発して寄り付いた。寄り後は東京市場が3連休となることから商いを手控える向きも多く、空売りの買い戻しや好業績株の押し目買いなどで日経平均は小高く推移した。その後、3連休前のポジション整理の売り物に押される展開となり日経平均は次第に上げ幅が縮小し小幅安に転じた。前引けの日経平均株価は前日比1円99銭安の19736円72銭で取引を終了した。後場は前場終値を下回って寄り付いた後一時下げ幅を拡大したがその後下げ渋りとなり前日終値近辺で推移した。大引けの日経平均株価は前日比8円97銭安の19729円74銭と小幅続落した。
貴金属
金先限帳入値は4510円(前日比+45円)。銀先限帳入値は59.9円(前日比+1.4円)。プラチナ先限帳入値は3434円(前日比変わらず)。パラジウム先限帳入値は3038円(前日比-17円)。東京金は大幅反発した。北朝鮮情勢への懸念でNY金が急反発した流れを受け買い優勢で始まった。寄り後ドル建て現物相場がもみ合いとなったことでやや上値が抑えられたものの終始堅調地合いを維持し底堅く推移した。プラチナはNY高を受け買い優勢で始まった。その後ドル建て現物相場が上げ一服となったことや欧米のプラチナETFからの資金流出を受け利益確定売りを誘い上値が重くなり上げ幅を縮小した後、寄り値近辺でもみ合いとなった。
石油
原油先限帳入値は35460円(前日比+400円)。ガソリン先限帳入値は49110円(前日比+380円)。灯油先限帳入値は49950円(前日比+360円)。東京原油は反発した。米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が予想以上に減少したことが好感されNY原油高となった流れを受け買い優勢で始まった。寄り後も円高が一服したことや北朝鮮情勢の緊迫化による地政学リスクも支援材料となり堅調な動きで推移した。原油相場の上昇に連れ高する格好でガソリン、灯油などその他製品も反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は214.1円(前日比-1.3円)。原油高と前日の上海ゴム夜間取引の堅調で東京ゴムは買いが優勢となり小高く始まった。寄り後は日中取引の上海ゴムが小動きとなったことから方向感が定まらず寄り値近辺で一進一退の動きを続けた。その後上海ゴムが下落に転じたことをきっかけに売りを誘い東京ゴムは上げ幅を縮め、マイナス圏へ沈んだ。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21560円(前日比-50円)。大豆先限帳入値は46740円(前日比+120円)。コーンはシカゴ高を受け買い先行で始まり小幅続伸して寄り付いた。寄り後は今晩発表される需給報告待ちで様子見となり寄り値近辺で小幅な値動きとなった。大豆は今晩の需給報告を前に商い低調の中、小口の売り買いが交錯し玉次第の展開となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米7月卸売物価指数(PPI)(前月比)(予想+0.1% 前回+0.1%)
21:30米7月卸売物価コア指数(前月比)(予想+0.2% 前回+0.1%)
27:00米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回24.0万件)

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