夕刊:2017/08/15

北朝鮮リスクの後退で買い安心感広がり、日経平均は大幅反発

為替
NY時間で北朝鮮情勢をめぐり米政府高官が平和的解決を望む姿勢を示したことから北朝鮮リスクが後退したことやダドリーNY連銀総裁の年内あと一回の利上げを支持する発言でドルを買い戻す動きが強まり円安ドル高が進んだ流れを受け15日の東京為替市場のドル円相場はNY市場の終値より30銭ほどドル高水準の1ドル=109円90銭台で取引が始まった。日中取引では北朝鮮の国営メディアの話として「北朝鮮がグアムへのミサイル発射を見合わせる」と米紙が報じたことで米朝間の軍事衝突への警戒感が一段と後退したことから更に円安ドル高が進み、ドル円は110円台前半へ上昇した。15時15分現在、1ドル=110円35銭。
株式(日経平均)
北朝鮮をめぐる地政学リスクが和らいだことや欧米株高が好感され15日の東京株式市場では主力株中心に買いを集め全面高となり日経平均株価は前日比152円28銭高の19689円38銭と大幅反発して寄り付いた。寄り後は北朝鮮情勢の緩和を受け先物が海外投資家からの買い戻しで上げ足を速めたことや円安と米債利回り上昇からハイテク銘柄や金融株が買われ日経平均は上げ幅を拡大、一段高となり250円超の上げ幅となった。前引けの日経平均株価は前日比252円03銭高の19789円13銭で取引を終了した。後場は前場終値とほぼ同値で寄り付いた後も堅調を維持しながらほぼ高値圏で推移した。引けにかけて利益確定売りに押されやや上げ幅を縮小させものの大引けの日経平均株価は前日比216円21銭高の19753円21銭と5日ぶりに大幅反発した。
貴金属
金先限帳入値は4506円(前日比-8円)。銀先限帳入値は59.8円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3401円(前日比-30円)。パラジウム先限帳入値は3048円(前日比+16円)。東京金は反落した。NY安を受け売り優勢で寄り付いた後、円安が下支えしたものの北朝鮮情勢の警戒感の後退でドル建て現物相場が急落したことから売り圧力が強まり下げ幅を拡大させ一時4500円を割り込んだ。その後値を戻し寄り値水準での安もち合いで推移した。プラチナはNY安を引き継ぐ形で反落して寄り付いた後ドル建て現物相場の軟調や金の下落で下げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は34140円(前日比-460円)。ガソリン先限帳入値は48100円(前日比-270円)。灯油先限帳入値は48650円(前日比-610円)。東京原油は続落した。前日のNY原油相場の急落を受け売り優勢で寄り付いた後NY原油夜間取引が底堅く推移したことで下げが一服し、円安による割安感から買戻しを誘い下げ幅がやや縮小した。ガソリン、灯油などその他製品も続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は212.9円(前日比+2.9円)。東京ゴムは反発した。東京夜間取引安を引き継ぎ売り先行で始まった後、日中取引の上海ゴムが寄り後下げ足を速めたことから東京ゴムも連れ安し下げ幅を拡大させた。その後上海ゴムが下げ止まり反発に転じたことから東京ゴムも急速に値を戻し、前日終値の210円を回復したことをきっかけに売り方の買い戻しを誘いじり高基調となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21310円(前日比+180円)。大豆先限帳入値は45950円(前日比+120円)。コーンと大豆は反発した。コーンは円安とシカゴ高を受け買い優勢となり反発して寄り付いた。寄り後はシカゴ市場引け後に発表された作柄報告で作柄が改善したことでシカゴ夜間取引が軟調となったことから上値が抑えられたものの円安に打ち消され高値圏で底堅い動きとなった。大豆はコーン高と円安に支援され寄り付きは高くはじまったあと商い低調から玉次第の展開となり小口の商いで乱高下した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
米8月NY連銀製造業景気指数(予想+10.1 前回+9.8)
米7月小売売上高(前月比)(予想+0.3% 前回-0.2%)
米8月NBHB住宅市場指数(予想64 前回64)

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