夕刊:2017/08/17

トランプリスクや米年内利上げ観測の後退で先高期待強まり、金、プラチナが続伸

為替
NY時間でこの日発表された住宅関連指標が予想を下回る弱い数字となったことやFOMC議事録でインフレの鈍化が長期化するとの見通しが示され年内利上げ観測が後退したことを受けドルを売る動きが強まり円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ17日の東京為替市場のドル円相場はNY市場の終値より10銭ほど円高水準の1ドル=110円05銭近辺で取引が始まった。日中取引ではトランプ大統領の白人至上主義を擁護する発言をめぐる批判の高まりでトランプ政権の先行き不安からドル売り円買いの流れが継続、ドル円はじり安となり一時109円60銭台まで下落した。その後ドル売りが一服となりドル円はやや値を戻し109円80~90銭前後でもみ合う展開となった。15時15分現在、1ドル=109円87銭。
株式(日経平均)
17日の東京株式市場では前日のNY株式市場でNYダウ・ナスダック指数が堅調だったものの外国為替市場の円高進行が嫌気されやや売り優勢で始まり日経平均株価は前日比21円53銭安の19713円75銭と小幅続落して寄り付いた。寄り後は主力株中心に見送りムードが広がり方向感の乏しい中、円高が重石となり戻りの鈍い動きとなった。一方で中小型の個別株には個人中心に押し目買いが入り相場を下支えし、日経平均は19700円を挟んで小幅な値動きで推移した。前引けの日経平均株価は前日比15円66銭安の19713円62銭で取引を終了した。前場の東証一部の売買代金は昨日と同じの8800億円と低調だった。後場は前場終値よりやや下げ幅を縮小して寄り付いた後は動意薄となり前日終値近辺で小動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比26円65銭安の19702円63銭と続落した。
貴金属
金先限帳入値は4530円(前日比+20円)。銀先限帳入値は60.5円(前日比+1.1円)。プラチナ先限帳入値は3442円(前日比+19円)。パラジウム先限帳入値は3124円(前日比+75円)。東京金は続伸した。前日のNY高を反映し買い優勢で寄り付いた。寄り後はNY市場でFOMC議事録公表を受けFRBによる年内追加利上げ観測の後退で金を買う動きが強まったことやドル建て現物相場の堅調から上げ幅を拡大させた。プラチナはNY高を受け買い優勢で始まり、ドル建て現物相場の上昇で上げ幅を拡大させたものの円高に上値が抑えられ利益確定売りで上げ幅が縮小傾向となった。
石油
原油先限帳入値は33520円(前日比-770円)。ガソリン先限帳入値は47450円(前日比-780円)。灯油先限帳入値は48090円(前日比-880円)。東京原油は大幅反落した。前日のNY市場で米エネルギー情報局から発表された週間在庫統計で米原油生産量が一段と拡大したことが嫌気されNY原油が下落した流れを受け東京原油は売り優勢で始まった。その後NY原油夜間取引はやや値を戻したものの円高が重石となって安もち合いで推移した。その他石油製品も軒並み大幅安となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は217.2円(前日比+2.9円)。東京ゴムは上海ゴムの大幅高を背景に3日続伸した。上海ゴム夜間高を引き継ぎ買い優勢で始まった後、日中取引の上海ゴムが寄り後急騰したことから東京ゴムも連れてじり高基調を辿り一時5/26以来となる220円を上回った。取引終盤にかけては利益確定売りで上げ幅を縮小させたものの東京ゴムは堅調地合いを維持しながら底堅く推移した。この先上海ゴムが17000元を上回る強い動きとなれば上海ゴム次第ではあるがテクニカル的には5/24の高値236.7円を試す展開が予想される。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21030円(前日比-50円)。大豆先限帳入値は46690円(前日比+270円)。コーンはシカゴ安から売り先行で始まった。寄り後もファンドの先限への乗換えや円高で売り圧力が強くじり安の展開となり下げ幅を拡大し一時21000円を割り込んだ。大豆はシカゴ高が円高で相殺され小幅安で寄り付いた。寄り後は商いが低調で玉次第となったがシカゴ夜間取引の上昇で買戻しを誘い下げ幅を縮小し反発に転じた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回24.4万件)
21:30米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想18.0 前回19.5)
22:15米7月鉱工業生産(前月比)(予想+0.3% 前回+0.4%)
23:00米7月景気先行指標総合指数(前月比)(予想+0.3% 前回+0.6%)

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