夕刊:2017/08/29

北朝鮮のミサイル発射でリスク回避姿勢強まり、金が急伸した一方で日経平均は2日続落

為替
29日の東京為替市場のドル円相場はNY市場終了後日本時間早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し日本上空を通過した後襟裳岬東方の太平洋上に落下したことで北朝鮮情勢の緊迫化への懸念から地政学リスクが高まり、リスク回避の円買いが加速し一時108円30銭台へ円高ドル安が進んだ。その後東京市場で取引が始まると円買いドル売りの流れが一旦落ち着きドル円は108円80銭台まで値を戻したものの円の下値も堅くドル円は108円70~80銭後半の狭いレンジの中で小幅な値動きで推移した。15時15分現在、1ドル=108円90銭。
株式(日経平均)
日本時間早朝に北朝鮮がミサイルを発射し日本上空を通過後太平洋上に落下したことを受け地政学リスクが一気に高まりリスク回避の円買いが進んだことから29日の東京株式市場では投資家心理の悪化で金融・輸出関連など全般に売り優勢となり日経平均株価は前日比130円79銭安の19319円11銭と続落して始まった。寄り後一時170円近く下げ幅を広げたものの、為替相場がやや落ち着きを取り戻したことで値ごろ感から買い戻しや押し目買いを誘い日経平均は下げ渋りとなり小幅ながら値を戻した。前引けの日経平均株価は前日比118円95銭安の19330円95銭で取引を終了した。後場は前引けと同水準で寄り付いた後手掛かり材料に欠ける中、日銀によるETF買い付け期待が下支えとなり19300円台半ばの小動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比87円35銭安の19362円55銭と続落した。
貴金属
金新甫帳入値は4595円(前日比-)。銀新甫帳入値は60.7円(前日比-)。プラチナ新甫帳入値は3457円(前日比-)。パラジウム新甫帳入値は3160円(前日比-円)。東京金は急伸した。NY金高と北朝鮮のミサイル発射を受け買い優勢となり大幅続伸して始まった。その後もドル建て現物相場が堅調に推移したことから東京金も堅調地合いを維持し高値圏でもみ合いを続け、底堅く推移した。プラチナはNY高と金の急伸に支援され大幅反発した。
石油
原油先限帳入値は34060円(前日比-410円)。ガソリン先限帳入値は48280円(前日比-380円)。灯油先限帳入値は47850円(前日比-390円)。東京原油は大幅続落した。ハリケーン「ハービー」の影響から原油消費量が落ち込むとの見通しでNY原油が反落したことや円高が嫌気され大幅続落して始まった。寄り後NY原油夜間取引が反発したことが下支えしたものの円高に圧迫され上値が重く安値圏でもみ合う動きとなった。
ゴム
ゴム先限帳入値は215.5円(前日比-3.5円)。東京ゴムは円高と上海ゴム夜間安から売り優勢で始まった後日中取引の上海ゴムが夜間取引終値より下げ幅を縮小したことから東京ゴムも一時プラスに転じたもののその後上海ゴムが売り直され一段安すると東京ゴムも値を消し本日の安値圏で弱含みとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は20660円(前日比-200円)。大豆先限帳入値は45880円(前日比-510円)。コーンと大豆は反落した。コーンはシカゴ安と円高が嫌気され売り優勢で始まった後シカゴ夜間安が重石となり戻りが鈍く安もち合いとなった。大豆は相変わらずの薄商いで動意薄の中、シカゴ安、円高を嫌気した小口の売りで軟調な動きとなった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:00米6月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)(予想+5.6% 前回+5.7%)
23:00米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)(予想120.6 前回121.1)

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