夕刊:2017/08/30

北朝鮮情勢の緊迫化への懸念は一時的との見方から投資家心理が改善し、日経平均は3日ぶりの反発

為替
昨日は北朝鮮によるミサイル発射をきっかけに外国為替市場でリスク回避の円買いドル売りが加速したが29日NY時間に米8月消費者信頼感指数が予想を上回る結果となったことや北朝鮮のミサイル発射で今すぐ米朝間の軍事衝突にまで発展することは無いとの見方からドルを買い戻す動きが鮮明となりドル円が109円台後半へ上昇した流れを受け30日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=109円70銭台で取引を開始した。日中取引では米株高を受け日経平均が反発して始まったことからドル円は一時109円90銭台まで買われる場面もあった。その後ドル買いが一服となりドル円は109円80銭前後でもみ合う展開となった。15時15分現在、1ドル=109円93銭。
株式(日経平均)
前日のNY市場でミサイル発射による北朝鮮情勢の緊迫化は一時的との見方からNYダウ、ナスダック共に反発し円安ドル高が進んだことから30日の東京株式市場では投資家心理が改善し主力株中心に買い戻し優勢となり日経平均株価は前日比118円43銭高の19480円98銭と反発して始まった。寄り後も地政学リスクの後退や円安を背景にリスクオフを巻き戻す動きが継続し一時19500円台を回復したものの19500円以上の水準では戻り売り圧力も強く日経平均は前場後半にかけ伸び悩みとなった。前引けの日経平均株価は前日比106円18銭高の19468円73銭で取引を終了した。後場は前場の引け値近辺でしばらくもみ合いを続けた後、株価指数先物に買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大した。大引けの日経平均株価は前日比143円99銭高の19506円54銭と3日ぶりに反発し19500円台を回復して引けた。
貴金属
金先限帳入値は4609円(前日比+14円)。銀先限帳入値は61.2円(前日比+0.5円)。プラチナ先限帳入値は3506円(前日比+49円)。パラジウム先限帳入値は3201円(前日比+41円)。東京金は続伸した。NY金高と円安を受け買い優勢となり続伸して始まった。その後ドル建て現物相場が底堅く推移したことから東京金も上げ幅を拡大し堅調な動きで推移した。プラチナはNY高と円安を受け買い優勢で始まり金の続伸とドル建て現物価格の堅調を受け一段高となった。
石油
原油先限帳入値は34510円(前日比+450円)。ガソリン先限帳入値は48600円(前日比+320円)。灯油先限帳入値は48150円(前日比+300円)。東京原油は反発した。NY原油は続落したものの円安が支援材料となり反発して始まった後NY原油夜間取引が弱含んだことから上値が抑えられ伸び悩む場面もあったが下値は堅く堅調地合いを維持した。
ゴム
ゴム先限帳入値は216.1円(前日比+0.6円)。東京ゴムは円安と上海ゴム夜間安が綱引きとなりやや買い優勢で始まった後、日中取引の上海ゴムが夜間取引終値水準でもみ合いとなったことから東京ゴムは底堅い動きながら方向感に欠け寄り値近辺でのもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は20760円(前日比+100円)。大豆先限帳入値は45800円(前日比-80円)。コーンは反発した。コーンはシカゴ安と円安の綱引きとなりやや買いが優勢で始まった後シカゴ夜間安で上値が抑えられたものの目先相体力指数(RSI)が27台まで低下し底値を示唆する水準にあることから売り方の買戻しを誘い底堅い動きとなった。大豆は円安に支援され小高く始まったものの人気離散により出来高低調の中、方向感定まらず小口の売りで小幅安に転じた後動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
20:00米MBA住宅ローン申請指数(前週比)(予想- 前回-0.5%)
21:15米8月ADP雇用統計(前月比)(予想18.5万人 前回17.8万人)

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