夕刊:2017/09/01

弱い米インフレ指標の発表を受け米利上げ観測が後退し、金が大幅続伸

為替
NY時間で弱いインフレ指標の発表を受け米債券利回りが低下したことからドルが全面安となった流れを引継ぎ1日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より50銭ほど円高ドル安の1ドル=110円10銭近辺で取引を開始した。日中取引では今晩の米雇用統計の発表を控え様子見気分が広がる中、日経平均が寄り後伸び悩んだことからドルの上値が重くなりドル円は110円丁度近辺の狭いレンジの中でもみ合う動きとなった。15時15分現在、1ドル=110円11銭。
株式(日経平均)
1日の東京株式市場では前日の欧米株高を受け石油関連やハイテク銘柄など幅広い銘柄が買い優勢となり日経平均株価は前日比87円33銭高の19733円57銭と続伸して始まった。寄り後は2日間で日経平均が300円近く上昇したことから目先の利益確定売りに上値が抑えられ日経平均は伸び悩みとなり次第に上げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比38円57銭高の19684円81銭で取引を終了した。後場は前引けよりやや上げ幅を縮小して寄り付いた後為替相場がやや円高方向にブレ、ドル円が109円台をつけたことから日経平均は弱含み一時マイナスに転じた。その後今晩の米雇用統計の発表を控え見送りムードが強まり前日終値を挟んで小幅な値動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比45円23銭高の19691円47銭と3日続伸して引けた。
貴金属
金先限帳入値は4658円(前日比+44円)。銀先限帳入値は62.0円(前日比+0.5円)。プラチナ先限帳入値は3523円(前日比+25円)。パラジウム先限帳入値は3178円(前日比-3円)。東京金は大幅続伸した。米利上げ観測の後退でNY金が反発したことを受け買い優勢となり続伸して始まった。その後ドル建て現物相場が上昇一服となったことや円高が重石となり利益確定売りを誘いやや上げ幅を縮小した。プラチナはNY高と金の続伸を受け反発して始まった後、円高とドル建て現物相場の上値の重さが圧迫要因となり上げ幅が若干縮小傾向となったものの押し目買い意欲も強く堅調地合いを維持した。
石油
原油新甫帳入値は35320円(前日比-)。ガソリン先限帳入値は49780円(前日比+1130円)。灯油先限帳入値は49390円(前日比+1320円)。東京原油は大幅反発した。NY原油相場の急騰で買戻しを誘い大幅反発して始まった後、円高とNY原油夜間取引の軟調で伸び悩むもののハリケーンの影響でメキシコ湾岸からのアジア向け液化石油ガス(LPG)の輸出に支障が出ていることが支援材料となり高値圏で堅調に推移した。「ハービー」に続いてハリケーン「イルマ」が発生し進路次第では米石油関連施設などへの影響が懸念される。ガソリン、灯油は原油相場の急騰を受け4桁超の上げ幅となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は218.4円(前日比-0.2円)。東京ゴムは前日比横ばいで寄り付いた後、日中取引の上海ゴムが夜間終値に比べ小高く推移したことで東京ゴムも堅調な動きとなった。ただ、週末を控え手掛かり材料難から商いも細り気味で狭いレンジの中で小幅な上げ下げを繰り返す動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21050円(前日比+280円)。大豆先限帳入値は46100円(前日比+300円)。コーンと大豆は大幅高。コーンはシカゴ急騰を背景に買い戻しの動きが強まり大幅続伸して始まった。寄り後買いが一巡した後はシカゴ夜間取引の上昇一服で上値が重くなり高値圏での強もち合いで推移した。大豆はシカゴ高を背景に大幅高で寄り付いた後は売買見送られ動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米8月非農業部門雇用者数(前月比)(予想18.0万人 前回20.9万人)
21:30米8月失業率(予想4.3% 前回4.3%)
21:30米8月平均時給(前月比)(予想+0.2% 前回+0.3%)
23:00米8月ISM製造業景況指数(予想56.5 前回56.3)

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