夕刊:2017/09/04

北朝鮮の核実験実施でリスク回避姿勢強まり、日経平均は大幅反落した一方で貴金属相場は堅調な動き

為替
3日に北朝鮮が過去最大規模となる6回目の核実験を実施し成功したと発表したことを受けて朝鮮半島情勢の緊迫化への懸念でリスク回避の円買いが加速し円が全面高となり4日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より40銭ほど円高ドル安の1ドル=109円80銭近辺で取引を開始した。日中取引では日経平均の大幅下落で円高が更に進み一時ドル円は109円60銭台を付けた。その後今晩のNY市場が休場の為、欧州市場待ちで偏ったポジションが取りづらいことから円買いドル売りの動きが一服となりドル円は109円80銭前後でもみ合いを続けた。15時15分現在、1ドル=109円53銭。
株式(日経平均)
3日に北朝鮮が6回目の核実験を実施したことから朝鮮半島での地政学リスクの高まりにより投資家のリスク回避姿勢が強まり、幅広い銘柄が売り優勢となった。4日の東京株式市場では日経平均株価は前日比75円51銭安の19615円96銭と反落して始まった。寄り後は北朝鮮リスクや円高を背景に輸出関連銘柄中心に売りの勢いは止まらず日経平均は一段安となり一時200円超下落する場面もあった。その後円高が一服したことから日経平均は下げ止まりやや値を戻した。前引けの日経平均株価は前日比170円03銭安の19521円44銭で取引を終了した。後場は前引けとほぼ変わらずの水準で寄り付いた後、上値が重く戻りの鈍い展開となり日経平均は19500円前後の弱含みで推移した。大引けの日経平均株価は前日比183円22銭安の19508円25銭と大幅反落した。
貴金属
金先限帳入値は4696円(前日比+38円)。銀先限帳入値は62.8円(前日比+0.8円)。プラチナ先限帳入値は3564円(前日比+41円)。パラジウム先限帳入値は3353円(前日比+175円)。東京金は大幅続伸した。先週末のNY金高や北朝鮮の核実験を受け買い優勢で始まり大幅続伸して寄り付いた。寄り後2015年6月以来の高値4707円を付けたあとドル建て現物相場の上昇一服を受け利益確定売りに押されやや上値が重くなるも4700円近辺で底堅く推移した。プラチナはNY高と金・パラジウムの上昇に後押しされ大幅続伸した。ガソリン車の触媒に使うパラジウムの価格が上昇していることから同じ自動車向け触媒に使われるプラチナにも買いが波及したようだ。
石油
原油先限帳入値は34900円(前日比-420円)。ガソリン先限帳入値は49490円(前日比-290円)。灯油先限帳入値は49120円(前日比-270円)。東京原油は大幅反落した。NY原油相場は小幅続伸したものの円高が重石となり売り優勢で始まった。その後NY原油夜間取引の上昇で下げ幅を縮小させたものの戻りの鈍さから売り直され一段安となった。今晩のNY市場が休場の為、取引は盛り上がりに欠け出来高も縮小傾向となった。ガソリンは米政府がガソリン需給逼迫の対応として戦略石油備蓄から原油を放出した為、需給逼迫懸念が和らぎ利益確定売りを誘い反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は227.9円(前日比+9.5円)。東京ゴムは先週末の上海夜間が大幅高したことを受け買い先行で寄り付いた後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締め上げ幅を拡大するにつれ東京ゴムも一段高となり一時2桁の上げ幅となった。その後上海ゴムが上げ一服となったことから東京ゴムも上げ幅をやや縮小したものの堅調地合いを維持し底堅く推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21030円(前日比-20円)。大豆先限帳入値は45850円(前日比-250円)。コーンと大豆は反落した。コーンはシカゴ安と円高が嫌気され売り優勢で始まった。その後シカゴ夜間取引が休場の為、様子見気分が広がり小幅安でもみ合いとなった。大豆は先週末のシカゴ高を円高に相殺され反落して寄り付いた後、シカゴ夜間取引が休場の為動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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