夕刊:2017/09/08

急激な円高と北朝鮮リスクが懸念されリスク回避姿勢強まり、日経平均は反落

為替
7日のNY為替市場でECB理事会終了後ドラギ総裁が「緩和的金融政策の変更を10月に決定する」と発言したことを受けドルが売られドル安ユーロ高となりドルが円に対しても弱含みとなった。また、ハリケーン「イルマ」による大規模災害への警戒感からリスク回避姿勢の高まりで安全資産とされる債券が買われ米長期債利回りが低下したことからドル売りが更に強まりドル安円高が加速した流れを受け8日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より80銭円高ドル安の1ドル=108円30銭台で取引を開始した。日中取引では円高ドル安の流れが更に進み一時ドル円は108円割れ寸前まで下落した。その後時間外取引の米10年債利回りが反発に転じたことからドルが買い戻されドル円は108円台半ばまで値を戻し、108円台前半でもみ合う動きとなった。午後2:00過ぎに明日の北朝鮮の建国記念日を意識したストップロスを狙った仕掛け的な円買いドル売りでドル円は108円台を割り込み107円60銭台へ急落した。15時15分現在、1ドル=107円74銭。
株式(日経平均)
8日の東京株式市場では米債利回りの低下を背景に外国為替市場で円高ドル安が進んだ流れを嫌気しメガバンクなど金融株やハイテク関連の大型株などが売り優勢となり日経平均株価は前日比98円56銭安の19297円96銭と反落して始まった。寄り後は北朝鮮リスクや円高が重石となり日経平均は戻りの鈍い展開が続いていたがその後時間外取引で米10年債利回りの低下が一服しドル円がやや値を戻したことをきっかけに自動車株や防衛関連株の一角に押し目買いが入り日経平均は下げ幅をやや縮小した。前引けの日経平均株価は前日比73円78銭安の19322円74銭で取引を終了した。後場は前引けとほぼ同水準で寄り付いた後、明日の北朝鮮の建国記念日を控え様子見ムードが広がり日経平均は19300円台前半でもみ合った後ドル円が107円台後半へ急落したことをきっかけに日経平均は一段安し、一時150円超下落した。大引けの日経平均株価は前日比121円70銭安の19274円82銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4679円(前日比+10円)。銀先限帳入値は63.0円(前日比+0.4円)。プラチナ先限帳入値は3525円(前日比+15円)。パラジウム先限帳入値は3224円(前日比+31円)。東京金は続伸した。7日のNY市場で米長期債利回りの低下受けNY金が反発し1年ぶりの高値を付けた流れを受け東京金は買い優勢で始まった。寄り後も明日の北朝鮮の建国記念日を前に北朝鮮リスクへの警戒やドル建て現物相場の上昇で買いを集め底堅く推移した。その後急激に円高が進み上値が抑えられ上げ幅を縮小するも堅調地合いを維持した。プラチナはNY高と金の堅調を受けて買い優勢となり大幅反発して始まった後他の貴金属相場の上昇を受け昨日まで3日続落した反動から持ち高調整の買い戻しを誘い、堅調となった。
石油
原油先限帳入値は35490円(前日比-70円)。ガソリン先限帳入値は49800円(前日比-110円)。灯油先限帳入値は49770円(前日比-140円)。東京原油は反落した。NY原油は小幅反落したものの東京原油はNY夜間取引高を受け小幅続伸して始まった後手掛かり難から寄付きを挟んだ小幅なレンジ内での小動きで推移した。その後急激な円高が嫌気され売り圧力が強まり下げに転じマイナス圏へ沈んだ。
ゴム
ゴム先限帳入値は226.0円(前日比-5.0円)。東京ゴムは大幅続落した。円高と上海ゴム夜間取引安を受け売り先行で始まった後日中取引の上海ゴムが寄り後下げ幅を縮小したことから東京ゴムも下げ幅を縮小させ、一時プラス圏に浮上した。その後上海ゴムの戻りが一服した事や急激な円高で週末を控えた手仕舞い売りや投売りを誘うかたちとなり下げ幅を拡大し一段安となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は20860円(前日比-240円)。大豆先限帳入値は46140円(前日比-210円)。大豆とコーンは反落した。コーンはシカゴ安と円高で売り優勢で始まった後、シカゴ夜間取引が反発したことからやや下げ幅を縮小する場面も見られたものの来週の作柄報告を控え見送りムードが強まり安もち合いとなった。大豆はシカゴ安と円高を受け売り先行で始まり出来高低調で人気離散傾向が強まる中、小口の売りで下げ幅を拡大した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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