夕刊:2017/09/15

北朝鮮のミサイル発射を受けリスク回避の動きが強まり、金が大幅反発

為替
15日の東京為替市場のドル円相場は日本時間早朝に北朝鮮がミサイルを発射し日本の上空を通過後太平洋上に落下したとの報道が流れたことをきっかけにリスク回避の円買いの動きが強まり一時ドル円は109円半台半ばまで下落した。ただ、昨日から北朝鮮がミサイルを発射する兆候が見られるとの情報が事前に流れていたこともあり影響は一時的との見方から発射が確認された直後にドル円は110円台を回復した。その後ドル円は落ち着きを取り戻し110円台前半での小動きで推移した。午後になって日経平均が上げ幅を拡大するにつれドル円も強含み110円40銭台後半へ上昇した。15時15分現在、1ドル=110円56銭。
株式(日経平均)
15日の東京株式市場では早朝の北朝鮮のミサイル発射の報道で円高が進んだことを受け、やや売り優勢で始まり日経平均株価は前日比13円64銭安の19793円80銭と小幅続落して寄り付いた。寄り後は為替市場で円高が一服しドル円が110円台を回復したことで日経平均は直ぐに上昇に転じた。その後は北朝鮮リスクで上値が抑えられたものの自動車など輸出関連株の一角に円安期待で押し目を拾う動きが見られた他メガバンクなど金融株も反発に転じ相場を下支えし、日経平均は底堅い動きで推移した。前引けの日経平均株価は前日比19円40銭高の19826円84銭で取引を終了した。後場は前引けよりも上げ幅を拡大して寄り付いた後海外投資家からの持ち高調整の買いなどで日経平均はじり高基調を辿り19900円台を回復した。大引けの日経平均株価は前日比102円06銭高の19909円50銭と反発して引けた。
貴金属
金先限帳入値は4710円(前日比+32円)。銀先限帳入値は63.2円(前日比+0.6円)。プラチナ先限帳入値は3485円(前日比+11円)。パラジウム先限帳入値は3219円(前日比-25円)。東京金は大幅反発した。NY高と早朝の北朝鮮によるミサイル発射を受け買いが優勢となり反発して寄り付き、ドル建て現物相場の上昇が一服したことから上値が抑えられたものの北朝鮮リスクを背景に押し目買い意欲も強く4700円前後での底堅い動きで推移した後上げ幅を拡大し本日の高値で引けた。プラチナは金の堅調に連れ高となり反発して寄り付いた後ドル建て現物相場の上昇一服やパラジウムの続落で上げ幅を縮小し、小幅高でのもみ合いとなった。
石油
原油先限帳入値は36790円(前日比+310円)。ガソリン先限帳入値は51140円(前日比+370円)。灯油先限帳入値は51220円(前日比+230円)。東京原油は続伸した。NY原油高を受け買い先行で始まった後NY原油夜間取引が弱含んだことから上値が重くなり寄り値近辺でもみ合いを続けた。午後になって為替がやや円安方向にぶれたことから上値を試す動きとなり上げ幅を拡大した。ガソリン、灯油も原油に連れ高した。
ゴム
ゴム先限帳入値は221.2円(前日比-6.7円)。東京ゴムは14日の上海ゴム夜間取引安を受け売り優勢で始まった後、寄り値近辺で軟調に推移していたが日中取引の上海ゴムが夜間取引より下げ幅を拡大し節目の16000元を割り込むと東京ゴムも持ち高整理の売りや損失覚悟の手仕舞い売りを誘いながら下げ足を速め一段安となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21090円(前日比+10円)。大豆先限帳入値は46000円(前日比-250円)。コーンはシカゴ高で続伸して始まり、シカゴ夜間取引安で上げ幅を縮小し一時下落に転じた後、前日終値水準で小口の売り買いが交錯し一進一退の動きとなった。大豆はシカゴ大幅続伸を受け買い先行で始まった後3連休前で買手控えられる中、手仕舞い売りで下落に転じた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米9月NY連銀製造業景気指数(予想18.0 前回25.2)
21:30米8月小売売上高(前月比)(予想+0.1% 前回+0.2%)
22:15米8月鉱工業生産(前月比)(予想+0.1% 前回+0.2%)
23:00米9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(予想95.6 前回96.8)

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