夕刊:2017/10/10

NY金高と北朝鮮問題などの地政学リスクを背景に、金が大幅反発

為替
3連休明け10日の東京為替市場のドル円相場は前日のNY市場が休場だった為、朝方の豪州市場と同水準の112円60銭台後半で取引を開始した。日中取引では北朝鮮情勢が意識されドルの上値が抑えられる中、黒田日銀総裁が全国支店長会議の挨拶で物価目標が2%に達するまで金融緩和策を継続すると述べたことから日米金利差拡大を見込んだドル買いが進みドル円は一時112円80銭台へ上昇した。その後ドル円は押し戻され112円60~70銭前後でのもみ合いとなった。午後は15時15分現在、1ドル=112円65銭。
株式(日経平均)
10日の東京株式市場では円安一服と9日の米株式市場で主要3指数とも下落したことを受け利益確定売りが優勢となり日経平均株価は前日比10円17銭安の20680円54銭と小反落して寄り付いた。寄り後は今日が朝鮮労働党創建記念日ということから北朝鮮の軍事的挑発行為への警戒が意識される中、国内外の景気拡大期待で建設や倉庫など内需関連株が買われ下げ幅を縮小し日経平均は上昇に転じた。前引けの日経平均株価は前日比79円06銭高の20769円77銭で取引を終了した。後場はランチタイムに日経平均先物が強含みとなったことから日経平均は前引けより上げ幅をやや広げて寄り付いた。その後懸念された北朝鮮の軍事的挑発が行なわれなかったことから北朝鮮リスクへの警戒が和らいだことで安心感が広がり日経平均はジリ高となり堅調に推移した。大引けの日経平均株価は前日比132円80銭高の20832円51銭と6日続伸し、年初来高値を更新した。
貴金属
金先限帳入値は4645円(前日比+48円)。銀先限帳入値は61.8円(前日比+1.3円)。プラチナ先限帳入値は3352円(前日比+17円)。パラジウム先限帳入値は3291円(前日比-2円)東京金は大幅反発した。前日のNY高を引き継ぎ買い優勢で始まった。寄り後は北朝鮮問題への地政学リスクの高まりが依然燻る中、円高が一服したことやドル建て現物相場の堅調から上値を試す動きとなり上げ幅を拡大した。プラチナは続伸した。円高が警戒されやや売り優勢で始まった後金の堅調やドル建て現物相場の上昇に後押しされプラス圏へ浮上し上げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は37310円(前日比-1000円)。ガソリン先限帳入値は52550円(前日比-840円)。灯油先限帳入値は52210円(前日比-900円)。東京原油は大幅反落した。前週末のNY原油の急落を受け売り優勢で始まった。寄り後はNY原油夜間取引の強含みや円高一服で下げ渋りとなったものの戻り売り圧力が強く弱もち合いで推移した。ガソリン、灯油も大幅安した。
ゴム
ゴム先限帳入値は201.8円(前日比-5.4円)。東京ゴムは続落した。上海夜間取引の伸び悩みを受け売り優勢で寄り付いた後、海外現物相場の軟調で売りを誘い下げ幅を拡大し一段安となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21320円(前日比-10円)。大豆先限帳入値は46730円(前日比+480円)。コーンは小反落、大豆は続伸した。コーンはシカゴ安を受け売り先行で始まった後出来高低調な中、12日のUSDA需給報告を控え手掛かり難で方向感定まらず先週末終値近辺でのもみ合いとなった。大豆はシカゴ夜間取引の反発で小口買いが入り強含みで寄り付いた後、玉次第となり高もち合いで推移した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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