夕刊:2017/10/25

上昇ピッチの速さが警戒され利益確定売りで日経平均は17日ぶりの反落

為替
NY時間で米株高や米長期債利回りの上昇を受け円安ドル高となった流れを引継ぎ25日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より40銭ほど円安ドル高の1ドル=113円90銭前後で取引を開始した。日中取引では株式相場の続伸で一時114円台を伺う動きもあったものの時間外取引の米10年債利回りがやや低下傾向となったことや日経平均が伸び悩んだことなどから円安が一服しドル円は113円70銭台後半へ下落した。その後明日のECB理事会や次期FRB議長人事を見極めたいとのことから様子見ムードが強まりドル円は113円80~90銭台の狭いレンジ内でのもみ合いとなった。15時15分現在、1ドル=113円87銭。
株式(日経平均)
25日の東京株式市場では前日のNY株高や円安が好感され幅広い銘柄が買い優勢で始まり日経平均株価は前日比94円96銭高の21900円13銭と続伸して寄り付いた。寄り後は昨日までで日経平均が16連騰したことから上昇ピッチの速さが警戒され利益確定売りで日経平均は徐々に上げ幅を縮小し一時下げに転じた。売りが一巡した後は外人投資家などからの押し目買いで下げ止まり日経平均はプラス圏へ浮上した。前引けの日経平均株価は前日比25円61銭高の21830円78銭で取引を終了した。後場は前引けよりやや強含みで寄り付いた後株価指数先物にまとまった売りが出たことをきっかけに利益確定売りを誘い再度下落に転じ下げ幅を拡大した。大引けの日経平均株価は前日比97円55銭安の21707円62銭と17日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4647円(前日比-14円)。銀先限帳入値は62.6円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3372円(前日比-20円)。パラジウム先限帳入値は3406円(前日比-14円)東京金は反落した。NY安と円安が綱引きとなり小幅安で寄り付いた後、ドル高と日米株高に圧迫されドル建て現物相場が軟調となったことから東京金は売り圧力が強まり下げ幅を拡大した。プラチナは4日ぶりに反落した。NY安を受け売り優勢で始まった。寄り後は金の軟調やドル建て現物相場の下落に下押されじり安基調となった。
石油
原油先限帳入値は39270円(前日比+620円)。ガソリン先限帳入値は54840円(前日比+540円)。灯油先限帳入値は54000円(前日比+580円)。東京原油は反発した。NY原油高と円安を受け買いが先行して始まった。寄り後はAPIが発表した米週間在庫統計で石油製品在庫が大幅に減少したことが好感されやや上げ幅を拡大した一方でクルド自治政府が独立の住民投票を凍結すると発表したことでクルド問題による地政学リスクが消失したことから売り買いが交錯し高値圏でのもみ合いとなった。
ゴム
ゴム先限帳入値は199.5円(前日比+1.2円)。東京ゴムは続伸した。上海夜間取引が小動きだったことで東京夜間終値と同水準で寄り付いた後日中取引の上海ゴムが寄り後夜間から上げ幅を拡大し13500元を上回ると東京ゴムも上値追いとなり節目の200円を越えたあたりから損失覚悟の買戻しを巻き込みながら一段高となった。その後上海ゴムの上昇が一服し、東京ゴムも戻り売りに押され上げ幅を縮小した後は200円を挟んで一進一退の動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22040円(前日比+150円)。大豆先限帳入値は48180円(前日比+50円)。コーンと大豆は続伸した。コーンはシカゴ高と円安を受け買い先行で始まった。寄り後はシカゴ市場のファンドによるコーン売り大豆買いのスプレッド取引の解消による巻き戻しの流れが東京コーンにも波及し東京コーンは売り方の買い戻しが優勢となり22000円台まで上伸し堅調となった。大豆はシカゴ高を受け続伸して寄り付いた後買い方の手仕舞い売りに押され下げに転じたものの引け際の小口買いで小幅高となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米9月耐久財受注(前月比)(予想+1.0% 前回+2.0%)
23:00米9月新築住宅販売件数(前月比)(予想-1.1% 前回-3.4%)

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