夕刊:2017/11/29

米税制改革法案の進展への期待や米株式の堅調で安心感が広がり日経平均は3日ぶりに反発

為替
NY時間で北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けリスク回避の円買いが一時強まりドル円は111円前半まで下落した後米上院予算委員会で米税制改革法案が承認された事からドル円が買い戻され111円台半ばまで反発した流れを引継ぎ29日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より30銭近く円安ドル高水準の1ドル=111円60銭前後で取引を開始した。日中取引では北朝鮮リスクへの警戒でドル円の上値が抑えられたものの日経平均が反発したことでドル円の下値は堅く111円台半ばでのもみ合いとなった。その後北朝鮮が午後0時半に重大発表をすると韓国メディアが報じたことでドル円は111円40銭台へ軟化した。午後に北朝鮮が弾道ミサイル発射実験成功や核戦力完成の声明を発表したしたものの為替市場の反応は鈍く声明発表後ドル円はやや値を戻し111円台半ばでの小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=111円52銭。
株式(日経平均)
29日の東京株式市場では米税制改革案の進展への期待や米株高を背景に買い安心感が広がった。FRB次期議長に指名されたパウエル理事の発言で金融規制緩和の期待が高まり米株式市場で金融株が買われた流れが東京市場にも波及しメガバンクや大手生保など金融株が軒並み高くなり日経平均株価は前日比127円72銭高の22613円96銭と反発して寄り付いた。寄り後は米株高が下支えした一方で東京エレクや信越化などの半導体関連株が海外投資家からの利益確定売りで軟調となり日経平均は伸び悩んだ。前引けの日経平均株価は前日比90円62銭高の22576円86銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや上げ幅を縮小して寄り付いた。その後は北朝鮮リスクに上値が抑えられ日経平均は堅調ながらも小幅な値動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比110円96銭高の22597円20銭と3日ぶりに反発した。
貴金属
金先限帳入値は4632円(前日比+17円)。銀先限帳入値は60.7円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3408円(前日比+11円)。パラジウム先限帳入値は3564円(前日比+79円)東京金は続伸した。NY高と円安を受け買い優勢で寄り付いた後ドル高でドル建て現物相場がもみ合いとなったことから上値が重かったものの北朝鮮のミサイル発射による地政学リスクが意識され下値は堅く寄り値近辺での高もち合いで推移した。プラチナは続伸した。NY高と円安が好感され買い先行で始まった。その後はドル建て現物相場の上げ一服や利益確定売りで上値が抑えられ上げ幅をやや縮小するもパラジウムの大幅続伸に下支えされ底堅い動きとなった。
石油
原油先限帳入値は41530円(前日比-90円)。ガソリン先限帳入値は58340円(前日比変わらず)。灯油先限帳入値は56640円(前日比+50円)。東京原油は小幅続落した。NY原油安と円安で売り買いが交錯し小安く始まった後NY市場引け後に発表されたAPI米週間石油在庫統計で原油在庫が予想に反し増加したことからNY原油夜間取引が軟調となったことが重石となりやや下げ幅を拡大した。ただ明日のOPEC総会を前に様子見ムードが強く積極的に下値を売る動きも無く終始小動きとなった。灯油は小反発、ガソリンは前日比横ばい。
ゴム
ゴム先限帳入値は199.5円(前日比+3.5円)東京ゴムは堅調推移。上海ゴム夜間取引高と円安を受け買い優勢で寄り付いた後日中取引の上海ゴムが寄り後上伸したことから東京ゴムも上値追いとなり上げ幅を拡大し堅調な動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21260円(前日比+50円)。大豆先限帳入値は47300円(前日比-370円)。コーンは小反発、大豆は反落した。コーンはシカゴ安を円安に相殺され小高く寄り付いた後材料不足で閑散商いの中、利益確定の買戻し主導で小確り。大豆はシカゴ安を受け小安く寄り付いた後玉次第の展開となる中、シカゴ夜間取引の続落を嫌気した小口売りで下げ幅拡大。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米7-9月期GDP・改定値(前期比年率)(予想+3.2% 前回+3.0%)
24:00米10月住宅販売保留指数(前月比)(予想+1.1% 前回0.0%)
28:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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