夕刊:2017/11/30

日銀のETF買い付け期待からハイテク株が買い戻され日経平均は続伸

為替
NY時間で良好な米経済指標の発表や米税制改革の進展で米長期債利回りが上昇しドル買いが強まった流れを引継ぎ30日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より50銭以上円安ドル高水準の1ドル=112円05銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が方向感の定め辛い動きで推移したことから株高に期待したドル買い円売りが一服しドル円は動意に欠け112円を挟んでもみ合いとなった。午後は日経平均が上昇に転じ上げ幅を拡大するに連れドル円は強含み112円10銭台へ上昇した。15時15分現在、1ドル=112円19銭。
株式(日経平均)
前日の米株市場で金融株が買われた一方でハイテク株が軟調となったことを受け30日の東京株式市場では方向感が定め辛くなり売り買い交錯して始まった。日経平均株価は前日比4円63銭高の22601円83銭とほぼ横ばいで寄り付いた。寄り後は米ハイテク株安の影響で東京エレクやソフトバンク、ファナックなどの値嵩のハイテク銘柄が利益確定売りに押され弱含みとなり日経平均は下げに転じた。その後は金融株が堅調地合いを継続したことに加え11月の中国PMIが市場予想を上回ったことで海運、鉄鋼株などの市況関連株に押し目買いが入り日経平均は下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比21円80銭安の22575円40銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。その後は日銀のETF買い付け期待でハイテク株などを買い戻す動きが広がり日経平均は上昇に転じ上げ幅を拡大した。大引けの日経平均株価は前日比127円76銭高の22724円96銭と続伸した。
貴金属
金先限帳入値は4615円(前日比-17円)。銀先限帳入値は59.8円(前日比-0.9円)。プラチナ先限帳入値は3409円(前日比+1円)。パラジウム先限帳入値は3555円(前日比-9円)東京金は反落した。NY安を受け売り優勢で寄り付いた後円安が下支えしたもののドル建て現物相場がもみ合ったことから上値が抑えられ安値圏での弱もち合いとなった。プラチナは小幅に続伸した。NY安を引き継ぎ売り先行で始まった。その後は中国のPMIが予想を上回ったことやドル建て現物相場の上昇に後押しされ下げ幅を縮小しプラス圏へ浮上した。
石油
原油先限帳入値は41700円(前日比+170円)。ガソリン先限帳入値は58470円(前日比+130円)。灯油先限帳入値は56910円(前日比+270円)。東京原油は反発した。NY原油安と円安が綱引きとなりやや買い優勢で始まった後明日のOPEC総会への期待やNY原油夜間取引の堅調で底堅い動きとなった。ガソリン、灯油も原油に連れ高した。
ゴム
ゴム先限帳入値は198.3円(前日比-1.2円)東京ゴムは反落。上海ゴム夜間取引が小安くなったことを受け売り優勢で寄り付いた後日中取引の上海ゴムの戻りの鈍さが嫌気され上値が重くなったものの円安が下支えとなり下げ幅は限定的となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21490円(前日比+230円)。大豆先限帳入値は47280円(前日比-20円)。コーンは続伸、大豆は小幅に続落した。コーンはシカゴ高と円安が支援材料となり続伸して寄り付いた。寄り後も商い低調ながら押し目買い意欲が強く底堅い動きとなった。大豆は小幅高で寄り付いた後材料難で薄商いの中小口売りで下げに転じ動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米10月個人消費支出(PCE)(前月比)(予想+0.3% 前回+1.0%)
22:30米10月PCEコア・デフレーター(前月比)(予想+0.2% 前回+0.1%)
22:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回23.9万件)
23:45米11月シカゴ購買部協会景気指数(予想63.0 前回66.2)

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