夕刊:2017/12/06

中東情勢緊迫化への懸念でリスク回避の動き強まり日経平均は大幅続落

為替
NY時間で米株安や米10年債利回りの低下を受けドルの上値が抑えられドル円が112円台半ばで伸び悩んだ流れを引継ぎ6日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より10銭ほど円高ドル安水準の1ドル=112円50銭台で取引を開始した。日中取引では日経平均が続落して始まり下げ幅を拡大したことから円が強含みドル円は112円40銭近辺でもみ合いとなった。その後トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定する方針を6日にも表明すると伝わり中東情勢緊迫化への懸念の高まりでリスク回避の円買いが強まりドル円は112円20銭近辺へ下落した。午後は日経平均の下げ幅拡大で更に円高が進みドル円は112円10銭台前半へレンジを切り下げ取引された。15時15分現在、1ドル=112円11銭。
株式(日経平均)
6日の東京株式市場では米株安と円高が嫌気され利益確定売りが優勢となり日経平均株価は前日比97円00銭安の22525円38銭と続落して寄り付いた。寄り後は米株市場で最近上昇傾向にあった金融株や小売株が売られた流れを引き継ぎ東京市場でも銀行株や小売株に売りが継続したほか円高進行で自動車株など輸出関連株へ売りが広がり日経平均は下げ幅を拡大し200円超の下落となった。前引けの日経平均株価は前日比202円50銭安の22419円88銭で前場の取引を終了した。後場はトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都とする方針を表明すると伝わったことをきっかけに昼休み時間帯に先物が急落したことから裁定解消売りを誘い日経平均は前引けより下げ幅を100円以上拡大して寄り付いた。その後も輸出関連株や金融株など幅広い銘柄が売られ全面安商状となり日経平均は下げ足を速め一時500円超の下げ幅となった。大引けの日経平均株価は前日比445円35銭安の22177円04銭と大幅続落した。
貴金属
金先限帳入値は4559円(前日比-46円)。銀先限帳入値は58.4円(前日比-0.9円)。プラチナ先限帳入値は3309円(前日比-49円)。パラジウム先限帳入値は3457円(前日比-50円)東京金は大幅続落した。NY安を受け売り優勢で寄り付いた。その後も円高進行で売りが膨らみ下げ基調を強め一段安となった。プラチナも大幅続落した。NY安を引き継ぎ売り優勢で始まった。その後は円高が圧迫材料となりパラジウムや金の急落で売り圧力が強まり下げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は41550円(前日比+130円)。ガソリン先限帳入値は58180円(前日比+40円)。灯油先限帳入値は56920円(前日比+130円)。東京原油は反発した。NY原油が小反発したことを受け買い優勢で始まった。その後はNY引け後にAPIが発表した米週間在庫統計で原油在庫は予想以上に減少したもののガソリンなどの石油製品の在庫が増加したことが嫌気されNY原油夜間取引が下落したことや円高が重石となり上げ幅を縮小した。ガソリン、灯油も反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は205.2円(前日比-4.2円)東京ゴムは4日ぶりに反落した。上海ゴム夜間取引の大幅安を受けて利益確定売りが優勢で始まった。寄り後は日中取引の上海ゴム相場に先行するかたちで売りが加速し東京ゴムは一時6円超の下げ幅となった。その後上海ゴムが寄り後夜間取引の終値近辺で下げ渋りとなったことから東京ゴムが売られすぎとの見方から買い直され下げ幅を縮小した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21720円(前日比-30円)。大豆先限帳入値は48070円(前日比-110円)。コーンと大豆は続落した。コーンは円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引が小幅高となったことから押し目買いが入り一時プラス圏に浮上するも円高で上値が重く前日終値近辺で一進一退の動きで推移した。大豆はシカゴ高を背景に買い先行で始まった後薄商いで玉次第となり小口の手仕舞い売りで下げに転じた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:15米11月ADP雇用統計(前月比)(予想19.0万人 前回23.5万人)

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