夕刊:2017/12/15

日銀のETF買い付け期待から下げ渋るも戻り売り圧力強く、日経平均株価は4日続落

為替
NY時間で一部の共和党上院議員が現状の米税制改革案に反対を表明したことが嫌気され米株式相場が反落したことや米債券利回りの上昇一服でリスク回避の円買いドル売りが加速しドル円が112円台前半へ下落した流れを受け15日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より30銭近く円高ドル安水準の1ドル=112円30銭台半ばで取引を開始した。日中取引では日経平均が続落して始まり下げ幅を拡大したことから円買いドル売りが強まり一時ドル円は112円10銭台まで軟化した。午後は日経平均が株価指数先物買いをきっかけに下げ幅を縮小したことから円高が一服したが日経平均が引け際再度下げ幅を拡大するとドル円も112円20銭近辺へ押し戻された。15時15分現在、1ドル=112円18銭。
株式(日経平均)
15日の東京株式市場では米株安や円高を受け値嵩の輸出関連株や金融株など幅広い銘柄に利益確定売りが優勢となり日経平均株価は前日比73円09銭安の22621円36銭と続落して寄り付いた。寄り後は楽天の携帯電話事業参入への警戒からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手通信株が一段安となったほかトランプ政権の米税制改革への不透明感や円高が嫌気されリスク回避の売りが継続し日経平均は下げ幅を拡大、一時200円超の下げ幅となった。前引けの日経平均株価は前日比199円69銭安の22494円76銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。その後日銀のETF買い付け期待から株価指数先物が買われたことをきっかけに現物市場に買戻しを誘い日経平均は下げ幅を縮小し反発したものの終盤にかけて戻り売り圧力で再度下げに転じた。大引けの日経平均株価は前日比141円23銭安の22553円22銭と4日続落した。
貴金属
金先限帳入値は4520円(前日比-26円)。銀先限帳入値は57.9円(前日比-0.8円)。プラチナ先限帳入値は3184円(前日比-41円)。パラジウム先限帳入値は3608円(前日比+25円)東京金は反落した。NY高をドル建て現物相場の下落と円高に相殺され売り優勢で始まった。寄り後は円高に圧迫され下げ幅を拡大したもののドル建て現物相場の下げ一服でやや値を戻し寄り値近辺でのもみ合いとなった。プラチナは大幅反落した。ドル建て現物相場の下落と円高を受け大幅安で寄り付いた。寄り後も円高や金の軟調で買いが見送られじり安基調を辿り下げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は41470円(前日比+300円)。ガソリン先限帳入値は58130円(前日比+280円)。灯油先限帳入値は56550円(前日比+180円)。東京原油は反発した。NY原油高を受け買い優勢で始まった。寄り後NY原油夜間取引が小幅高で推移するも円高に上値が抑えられ上げ幅は限定的となった。ガソリン、灯油も反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は204.8円(前日比-0.5円)東京ゴムは小反落した。上海ゴム夜間取引が小幅高となったものの円高に相殺されやや売り優勢で始まった。寄り後は日中取引の上海ゴムが寄り後上げ幅を拡大し堅調となったことから東京ゴムもプラス圏に浮上し小高く推移した。ただ、3カ国会合の進捗状況や価格維持策などの具体的な情報が少なく材料難から模様眺め気分が強く方向感の乏しい商いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は21540円(前日比-220円)。大豆先限帳入値は46610円(前日比-380円)。コーンと大豆は続落した。コーンはシカゴ安と円高を背景に売り優勢で始まった。寄り後円高がやや進んだことから下げ幅を拡大し本日の安値圏で推移した。大豆は前日比横ばいで寄り付いた後シカゴ安と円高を嫌気した小口の売りに押され下げ幅を拡大した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米12月NY連銀製造業景気指数(予想18.8 前回19.4)
22:30米11月鉱工業生産(前月比)(予想+0.3% 前回+0.9%)

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