夕刊:2017/12/28

北朝鮮のミサイル発射への警戒でリスク回避の動き強まり日経平均は100円超の下落

為替
NY時間で米債利回りの低下を受けややドル売りが優勢となりドルの上値が重くなった流れを引継ぎ28日の東京為替市場のドル円相場はNY終値より10銭ほど円高ドル安の1ドル=113円20銭前後で取引を開始した。日中取引では年末ということもあり市場参加者も少ないうえ新規の材料不足からドル円は動意薄となり113円前半でのもみ合いで推移した。午後は「北朝鮮がミサイル発射準備を進めている」とのCNNの報道が意識されリスク回避の円買いドル売りの流れが強まり一時ドル円は112円70銭台後半まで急落した。15時15分現在、1ドル=112円83銭。
株式(日経平均)
28日の東京株式市場では前日の米株高を好感した買いと利益確定売りが交錯し日経平均株価は前日比0円84銭高の22912円05銭と前日比ほぼ横ばいで寄り付いた。寄り後は石油関連株やメガバンクなど金融株が軟調に推移したことから日経平均はやや弱含みとなった。その後物色意欲が旺盛な個人投資家などから中小型の個別株へ押し目買いが入り日経平均は上昇に転じ小幅高で推移した。前引けの日経平均株価は前日比34円46銭高の22945円67銭で前場の取引を終了した。前場終了時点の東証一部売買高は4億株強と低調だった。後場の日経平均は前引けとほぼ同値で寄り付いた後北朝鮮がミサイル発射準備を進めているとの報道を受けリスク回避の動きが強まり日経平均はマイナス圏へ沈み下げが加速した。大引けの日経平均株価は前日比127円23銭安の22783円98銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4677円(前日比+26円)。銀先限帳入値は61.0円(前日+0.5円)。プラチナ先限帳入値は3360円(前日比+9円)。パラジウム先限帳入値は3696円(前日比+11円)東京金は大幅続伸した。NY高を引き継ぎ買い優勢で始まった。寄り後はドル建て現物相場の堅調や北朝鮮のミサイル発射懸念からやや上げ幅を拡大し高値圏で推移した。プラチナは反発した。NY高を受け小幅高で寄り付いた後ドル建て現物相場の上昇や金の堅調に後押しされ上げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は44030円(前日比+20円)。ガソリン先限帳入値は60520円(前日比+80円)。灯油先限帳入値は58880円(前日比-150円)。東京原油は続伸した。前日のNY原油は反落したもののNY市場引け後に発表したAPI米週間石油在庫統計が予想以上に減少したことが好感されNY原油夜間取引が反発に転じたことから買いが優勢となった。寄り後は明日の大納会を控え様子見となり高もち合いで推移し終盤にかけて円高に圧迫され上げ幅を縮小した。ガソリンは続伸し、灯油は反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は209.6円(前日比-2.2円)東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引安を受け売り優勢で始まった後日中取引の上海ゴムが寄り付いた後に上値が重くなり下げ幅を広げ一時節目とされる14000元を割り込むと東京ゴムは手仕舞い売りに押され下げ幅を拡大し軟調な動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22060円(前日比+70円)。大豆先限帳入値は46710円(前日比-490円)。コーンは続伸、大豆は3日ぶりの反落。コーンはシカゴ高を受け続伸して寄り付いた後テクニカル面での強気から大納会前の買い戻しを誘い高値圏でのもみ合いで推移した。大豆は前日比同値で寄り付いた後シカゴ夜間取引安を嫌気した売りに押され軟調となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想24.0万件 前回24.5万件)
23:45米12月シカゴ購買部協会景気指数(予想63.9 前回62.0)

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