朝刊:2017/05/17

トランプ政権の政治不信の高まりでNYダウは上値の重い展開が継続、半面ナスダック指数は3日連続最高値を更新。

NY為替
16日に発表された米住宅指標が予想を下回り米景気への懐疑的な見方が広がったことやトランプ大統領がロシアへ機密情報を漏らしたとの報道でトランプ政権の政策への影響が懸念されドル売りが強まり、ドル円は一時113円を割り込む水準まで下落した。このところドルは対ユーロに対しても下落基調にあることもドル円の上値を重くした。16日のNY為替市場のドル円相場は1ドル=113円の前半で取引を終了した。
NYダウ
16日のNY株式市場は、朝方はこの日好決算を発表したAMDが大幅上昇したことでNYダウは続伸して始まったもののトランプ大統領がロシアへ「ISIS」に関する機密情報を漏洩したとの報道からトランプ政権の政治への影響が懸念されたことや最近の米経済指標が弱めの数値となったことで米景気回復の後退懸念から上値が重くなりNYダウは下落に転じた。NYダウ平均株価は前日比2ドル19セント安の20979ドル75セントと小幅反落した。一方、ハイテク株中心のナスダック指数は堅調に推移し、6169.87(前日比+20.20)と3日連続で史上最高値を更新して引けた。
NY貴金属
金6月限は1236.4ドル(前日比+6.4)。白金7月限は937.0ドル(前日比+8.3)。金は、16日発表の住宅関連指標が弱めの数値となったことから米債券利回りが低下したことやドル安が加速したことが好材料視され、5日続伸した。プラチナもドル安や金の続伸、弱めの経済指標による6月利上げ観測の後退で買われ続伸した。
NY原油
原油6月限は48.66ドル(前日比-0.19)。NY原油は小反落した。国際エネルギー機関(EIA)がこの日発表したレポートで原油在庫の減少には時間を要するとの見方を示したことから利食い売りが優勢となり5日ぶりに小幅反落となった。ただ、OPECの協調減産延長への期待もあり押し目買いで下値は堅かった。
シカゴコーン・大豆
コーン7月限は367.75セント(前日比変わらず)、大豆7月限は976.25セント(前日比+11.00)。コーンは、前日USDAから発表された作付け進捗率が前年並みと報告されたことから作付けが順調に進んでいるとの見方で売り優勢となり弱含みで推移したが、取引終了間際に値ごろ感からの買い戻しで値を戻し前日比変わらずとなった。大豆は、コーンの作付けが順調なことで大豆への作付けシフト観測が後退したことやUSDAへ輸出成約報告があったことで需要改善期待から買いが優勢となりで続伸した。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米4月住宅着工件数(前月比)-2.6%(予想+3.7% 前回-6.8%)
21:30米4月建設許可件数(前月比)-2.5%(予想+0.2% 前回+3.4%)
22:15米4月鉱工業生産(前月比)+1.0%(予想+0.4% 前回+0.4%)
22:15米4月設備稼働率76.7(予想76.3% 前回76.1%)

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