朝刊:2017/08/07

米7月雇用統計の発表を受け長期金利が上昇、金融株買われNYダウ8日連続最高値更新

NY為替
この日発表された米7月の雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことや失業率が前月から小幅に改善したことなど良好な米雇用情勢を受け米10年債利回りが上昇したことからドルが全面高となった。又、コーン米国家経済会議委員長が「税制改革は企業がリパトリを行いやすいような計画を立てている」との発言でトランプ政権の税制改革の進展への期待が膨らみさらにドル買いが進み一時ドル円は111円台を付けた。4日のNY為替市場のドル円相場は前日比60銭ほど円高ドル安の1ドル=110円70銭前後で取引を終えた。
NYダウ
4日のNY株式市場では米7月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことや失業率の改善を受け米長期金利が上昇したことからゴールドマンサックスやJPモルガン・チェースなど金融株が買われ相場の上昇を牽引したほか景気回復期待から企業業績の改善が続くとの見方が広がりIT/ハイテク株など好業績銘柄中心に買いが優勢となった。もっともNYダウは連日最高値を更新していることや週末を控え利益確定売りが重石となり上値が重かった。NYダウは前日比66ドル71セント高の22092ドル81セントと9日続伸し8日連続で最高値を更新した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は3日ぶりに反発し、6351.56(+11.22)。
NY貴金属
金12月限は1264.6ドル(前日比-9.8)。白金10月限は969.0ドル(前日比+4.4)。金は3日続落した。米7月の雇用統計の発表を受け長期金利が上昇しドル高が進んだことから実物資産とされる金市場からの資金流出懸念で売りが優勢となった。プラチナは続伸した。テクニカル面の改善を受け押し目買いが入ったことや原油高が支援材料となった。又ドイツがディーゼル禁止回避を模索しているとのことで需要減の歯止めになるとの見方もあった。
NY原油
原油9月限は49.58ドル(前日比+0.55)。NY原油は反発した。予想を上回る7月の雇用統計の結果を受け景気減速による石油需要の減少懸念が後退したことや石油サービス会社ベーカー・ヒューズが4日公表した米国内のリグが前週から1基減ったことが好感され買いを集めた。ガソリンなどその他製品も反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は381.00セント(前日比+3.25)。大豆11月限は956.75(前日比-3.75)。コーンは反発した。前日までの下げの反動で割安感が台頭し目先自律反発狙いの買いが入った。ただ、コーンベルトでの天候改善見通しから戻り売り圧力も強く上値は重かった。大豆は続落した。8月の米中西部産地では低温多雨の気候が続くとの予報から作柄が改善するとの見方が広がり売りを誘った。一方で週末を控えた持ち高調整の買い戻しで下げ幅は限定された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米7月非農業部門雇用者数20.9万人(前月比)(予想18.0万人 前回22.2万人)
21:30米7月失業率4.3%(予想4.3% 前回4.4%)
21:30米7月平均時給(前月比)+0.3%(予想+0.3% 前回+0.2%)

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