朝刊:2017/08/14

米7月のCPIの発表を受け米10年債利回りが低下、IT/ハイテク銘柄買われNYダウ、ナスダック共に4日ぶりの反発。

NY為替
この日発表された米7月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことから年内の利上げ観測が後退し、米10年債利回りが低下したことを受けドルが売られ円高ドル安が進み一時ドル円は約4か月ぶりの円高ドル安水準の108円70銭台へ下落した。その後ラブロフ・ロシア外相がロシアと中国が米朝の軍事衝突の危機を取り除く計画があると発言したことから米朝の緊張緩和期待で円が売られドル円は109円台前半まで値を戻した。又、取引終了間際には週末を控えた円の持ち高調整の売りなどもあり11日のNY為替市場のドル円相場は前日と同水準の1ドル=109円20銭前後で取引を終えた。
NYダウ
前日NYダウが200ドル超大幅下落した後ということもあり、11日発表された米7月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、米10年債利回りが低下したことをきっかけにアップルやマイクロソフト、グーグルなどIT/ハイテク銘柄に押し目買いを誘い相場を下支えした。もっとも米朝の軍事衝突への警戒感から上値も重く戻りは限定的となった。11日のNY株式市場ではNYダウは前日比14ドル31セント高の21858ドル32セントと4日ぶりに小幅反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も4日ぶりに反発し、6256.56(+39.69)。
NY貴金属
金12月限は1294.0ドル(前日比+3.9)。白金10月限は989.7ドル(前日比+3.8)。金は3日続伸した。米7月のCPIの発表を受け年内の利上げ観測が後退したことやトランプ大統領の北朝鮮への警告発言などを受け米朝の軍事衝突懸念の高まりなどからリスク回避のために実物資産とされる金への資金流入が継続するとの見方から買いが優勢となり、一時1298.1ドルと6/8以来約2か月ぶりの高値を付けた。プラチナはドル安と金の堅調に支援され12日連続で続伸した。
NY原油
原油9月限は48.82ドル(前日比+0.23)。NY原油は小幅反発した。為替相場がユーロ高ドル安となり割安感が台頭したことや石油サービス会社ベーカー・ヒューズが11日公表した統計で米国内のリグが前週から3基増えたものの小幅の増加に留まり、原油価格が上昇している割には増産ペースが鈍いとの見方から供給過剰懸念が後退、買いが優勢となった。ガソリンは5日ぶりに反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は374.75セント(前日比+3.75)。大豆11月限は945.00(前日比+4.75)。コーンと大豆は反発した。前日に米農務省(USDA)が発表した生産見通しが予想を上回り大幅安した反動から値ごろ感からの押し目買いが入ったことや実際の生産動向は9月まで不透明との見方もあり今後米農務省の生産見通しが下方修正される可能性があるとの観測で買われた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米7月消費者物価指数(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.0%)
21:30米7月消費者物価コア指数(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.1%)

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