朝刊:2017/08/21

バノン氏更迭で下げ幅縮小するもトランプ政権の先行き不透明感から、NYダウ、ナスダック共に続落

NY為替
バルセロナでのテロ事件やトランプリスクへの警戒感から日欧の為替市場でリスク回避の円買いが加速し円高ドル安が進んだ流れを引き継ぎ18日のNY為替市場のドル円相場は朝方一時4/19以来の安値となる108円60銭までドル円は下落した。その後米債利回りの上昇を受け円買いドル売りが一服しドル円は109円台前半まで値を戻した。昼前にバノン首席戦略官・上級顧問退任のうわさが流れトランプ大統領の政権運営や経済政策実行能力への懐疑的見方がやや後退したことを受けドル円は109円60銭前後まで切り返したもののホワイトハウスがバノン氏の更迭を発表後はドルの上値が重くなりドル円は押し戻され前日比40銭ほど円高ドル安の1ドル=109円20銭前後で取引を終えた。
NYダウ
18日のNY株式市場ではトランプ大統領の白人至上主義を擁護する発言をめぐる問題でトランプ政権の先行き不透明感からアジア・欧州株が全面安した流れを受け売り先行で始まった。その後バノン氏更迭の報道で政権の先行き不透明感がやや後退し下げ幅を縮小させた。一方でこの日予想を下回る決算を発表したスポーツ用品販売のフットロッカーが急落したほか四半期決算が減収となったシスコシステムズが引き続き売られ、2銘柄だけでダウを21ドル押し下げた。NYダウは前日比76ドル22セント安の21674ドル51セントと続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も続落し、6216.53(-5.39)。
NY貴金属
金12月限は1291.6ドル(前日比-0.8)。白金10月限は982.4ドル(前日比+0.7)。金は3日ぶりに小反落した。トランプ政権の先行き不透明感や17日にバルセロナで起きたテロ事件による地政学リスクへの警戒で買われ一時1306.9ドルと2016年11月9日以来の高値を付けた後バノン氏の更迭の報道でトランプリスクへの警戒感が後退し米株式相場が下げ渋りとなったことから逃避資金の受け皿となっていた金に利益確定売りを誘った。プラチナは小幅ながら3日続伸した。
NY原油
原油9月限は48.51(前日比+1.42)。NY原油は大幅続伸した。この日発表された8月ミシガン大学消費者信頼感指数が大幅に改善したことやバノン氏の更迭でトランプ政治への懸念がやや後退し米株式の下げ幅が縮小したことを受け買い戻しを誘った。又、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国内のリグ稼働数が前週比5基減り、2週連続で減少したことで米国内での増産傾向に歯止めがかかるのではとの見方から買いが加速した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は365.75セント(前日比+1.50)。大豆11月限は937.75(前日比+4.75)。コーンは4日ぶりに反発、大豆は3日続伸した。21日から始まる米農業調査会社プロファーマーが米中西部で実施するクロップツアーに注目が集まる中、コーンは原油相場の急伸に後押しされ前日まで続落した反動から週末を控えた持ち高調整の買い戻しが入り相場を下支えした。大豆は原油の急伸と中国向け輸出の拡大期待で買いを集めた。
今日のニュース
主な経済指標結果
23:00米8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報97.6(予想94.0 前回93.4)

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