朝刊:2017/09/01

弱いインフレ指標を受け早期利上げ観測が後退しIT/ハイテク株買われ、ナスダック指数が最高値更新

NY為替
この日発表された米7月PCEコア指数や消費支出などのインフレ指標が弱めの数値となりFRBが利上げに慎重になるとの見方から米長期債利回りが低下したことやムニューシン財務長官の「ドル安は米貿易にとっては若干有利」との発言でドル売りの流れが強まり31日のNY為替市場のドル円相場ではドル円が前日NY終値より30銭ほど円高ドル安の1ドル=109円90銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
31日のNY株式市場ではこの日発表されたインフレ指標でFRBが目標としている2%を大幅に割り込む弱い数値となったことを受けFRBの利上げペースが鈍るとの見方から米長期債利回りが低下し早期利上げ観測の後退を受けIT/ハイテク株が買われ指数を押し上げた。又、原油相場の反発でエネルギー株が買われたほか自動車、ヘルスケア株も堅調に推移し相場を下支えした。一方で長期債利回りの低下で金融株は軟調となった。NYダウは前日比55ドル67セント高の21948ドル10セントと3日続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は4日続伸し、6428.66(+60.36)と7/26以来約1ヶ月ぶりに最高値を更新した。
NY貴金属
金12月限は1322.2ドル(前日比+8.1)。白金10月限は998.5ドル(前日比+3.3)。金は反発した。インフレ指標の伸び悩みを受け長期債利回りが低下しドル安が進んだことが支援材料となった。又、長期金利の低下で金利のつかない金へ投資資金が流入するとの期待で押し目買いを誘った。プラチナはドル安や金の堅調に後押しされ反発した。
NY原油
原油10月限は47.23(前日比+1.27)。NY原油は4日ぶりに大幅反発した。ハリケーン「ハービー」の影響で製油所が閉鎖され原油在庫が積みあがるとの懸念から続落傾向を強めていたもののこの日はドル安による割安感の台頭で月末の持ち高調整の買い戻しや押し目買いを誘い堅調な動きとなった。ガソリンは製油所の操業再開が最長で2週間かかるとの観測から需給が逼迫しガソリン価格の上昇を招くとの思惑で買われ8日続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は357.75セント(前日比+12.25)。大豆11月限は945.25(前日比+12.00)。大豆・コーン共に大幅反発。コーンはこのところの下げで底打ち感もあった中、この日輸出成約高が前週を大幅に上回る数字となったことをきっかけに買い戻しの動きが活発となり一段高となった。大豆はコーンの急伸に後押しされ、好調な輸出成約高や原油高を受け買戻しの動きが強まった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米7月個人消費支出(PCE)(前月比)+0.3%(予想+0.4% 前回+0.2%)
21:30米7月個人消費支出・PCEコア(前月比)+0.1%(予想+0.1% 前回+0.1%)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)23.6万件(予想23.8万件 前回23.5万件)
22:45米シカゴ購買部協会景気指数58.9(予想58.5 前回58.9)

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