朝刊:2017/09/04

低インフレによるFRBの緩和的金融政策の長期化と米景気回復の持続が期待され、米株式は堅調な動き

NY為替
この日発表された米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が15.6万人増と市場予想の18万人を下回り、失業率も前月より上昇するなど米雇用情勢の鈍化を示す内容だった。それを受け米債利回りが低下したことでドルが売られドル円は一時109円台半ばまで下落した。その後発表した米8月ISM製造業景況指数が予想を上回る強い数字となり米製造業の景況感の強さが示され米債券利回りが反発に転じたことからドルが買い戻されドル円は上昇に転じた。1日のNY為替市場ではドル円は前日比30銭ほど円安ドル高の1ドル=110円30銭前後で取引を終えた。
NYダウ
1日のNY株式市場では3連休を控え積極的に上値を買う動きは限られたもののこの日発表された米8月雇用統計が雇用者数の鈍化を示す内容となった一方で米8月ISM製造業景況感指数は予想を上回る強い数字となり米債利回りが上昇したことから金融株が買われたほか原油高でエネルギー株が上昇した。ダウ採用銘柄ではJPモルガン・チェースとゴールドマンサックスの2銘柄でダウ平均を20ドル程度押し上げ、NYダウは前日比39ドル46セント高の21987ドル56セントと4日続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は5日続伸し、6435.33(+6.67)と連日で最高値を更新した。
NY貴金属
金12月限は1330.4ドル(前日比+8.2)。白金10月限は1009.0ドル(前日比+10.5)。金は続伸した。米8月雇用統計が予想を下回り、賃金の伸びも鈍化したことで早期の追加利上げ観測が後退し金への投資資金の流入が続くとの見方で買われた。プラチナは金とパラジウムの堅調を受け続伸した。
NY原油
原油10月限は47.29(前日比+0.06)。NY原油は小幅続伸した。ハリケーンの影響で閉鎖していた製油所の一部が操業を開始したことや米政府がガソリン需給逼迫への対応策として戦略石油備蓄から100万バレル原油を放出したと伝わったことから原油在庫の積み上がりが解消するとの見方で買い戻しを誘った。一方でガソリンは下落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は355.25セント(前日比-2.50)。大豆11月限は949.50(前日比+4.25)。大豆は続伸、コーンは小反落した。大豆は農務省が発表した大豆油の7月末の在庫が前月比減少し需給の引き締まりで大豆油が上昇したことが好感された。コーンは米国産コーンのイールドが引き続き高水準だったことや中国が国家備蓄から2013、2014年度産の半分以上を競売にかけたことが嫌気された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米8月非農業部門雇用者数(前月比)15.6万人(予想18.0万人 前回18.9万人)
21:30米8月失業率4.4%(予想4.3% 前回4.3%)
21:30米8月平均時給(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.1%)
23:00米8月ISM製造業景況指数58.8(予想56.5 前回56.3)

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