朝刊:2017/09/06

北朝鮮情勢の緊迫化でリスク回避姿勢強まり、NYダウ、ナスダック共に大幅反落

NY為替
3連休明けのNY為替市場ではドルが全面安となった。3日北朝鮮が6回目の核実験を行なったことや大陸間弾道ミサイル(ICBM)を移動中との報道など北朝鮮の挑発行為への警戒感の高まりでリスク回避の動きが鮮明となりドル売りが加速した。又、ブレーナードFRB理事が講演で「FRBのインフレ目標到達に自信が持てるまで利上げは慎重になるべき」と発言したことから早期利上げ観測が後退し米債券利回りが大幅に低下したこともドル売りに拍車をかけた。5日のNY為替市場のドル円相場は先週末の終値より90銭ほど円高ドル安の1ドル=108円80銭前後で取引を終えた。
NYダウ
3日に北朝鮮が6回目の核実験を行なったことから米朝間の緊張が一気に高まり投資家心理が悪化、リスク回避姿勢が強まったことで幅広い銘柄が売り優勢となった。安全資産とされる債券が買われ米債券利回りが大幅に低下したことを受けゴールドマンサックスやJPモルガンなど金融株が売られた他これまで相場を牽引していたIT/ハイテク株が大きく下げ指数を押し下げ、3連休明け5日のNY株式市場ではNYダウは前日比234ドル25セント安の21753ドル31セントと急落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も下落し、6375.57(-59.76)。
NY貴金属
金12月限は1344.5ドル(前日比+14.1)。白金10月限は1009.0ドル(前日比変わらず)。金は3日続伸した。北朝鮮情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりで米債券利回りの低下や米株が急落したことを受け安全資産とされる金への逃避資金流入期待で買われた。プラチナは朝方金の堅調を受け買われ一時3/2以来の高値を付けた後、高値警戒感もあり利益確定売りに押され上げ幅を縮小した。
NY原油
原油10月限は48.66(前日比+1.37)。NY原油は続伸した。ハリケーンの影響で閉鎖していた製油所が操業を開始したことで石油精製能力が回復に向かい原油需給の緩みが解消するとの期待で買いが優勢となった。ガソリンは製油所の再稼動で供給逼迫懸念が後退するとの見方で売られ続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は358.50セント(前日比+3.25)。大豆11月限は968.50(前日比+19.00)。大豆は大幅続伸、コーンは反発した。大豆はコーンベルトで今後2週間程度乾燥した天候が続くとの予報で作柄悪化が懸念されたことや米農務省が中国への大口成約を明らかにしたことが支援材料となった。コーンは他の穀物相場の上昇に後押しされイールド低下懸念やメキシコ向け大口成約で買いが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
23:00米7月製造業新規受注(前月比)-3.3%(予想-3.3% 前回+3.0%)

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