朝刊:2017/09/11

北朝鮮リスクやハリケーン「イルマ」への警戒が高まる中、NYダウは小反発

NY為替
北朝鮮情勢への警戒や週末にハリケーン「イルマ」がフロリダ州へ上陸後米経済に与える影響が懸念されたことに加えNY連銀のダドリー総裁が米メディアとのインタビューで物価が想定以上に伸び悩んでいることから「次の利上げ時期を判断するには早い」と発言、追加利上げに慎重な姿勢を示したことから年内利上げ観測が後退したことを受けドルが主要通貨に対し売られ円高ドル安が進んだ。ドル円は一時107円32銭と2016年11月以来約10か月ぶりの高値を付けた。その後米債利回りの下げが一服したことから円が伸び悩みドル円はやや値を戻した。8日のNY為替市場ではドル円は前日比70銭ほど円高ドル安の1ドル=107円70銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
8日のNY株式市場では北朝鮮リスクや「ハービー」、「イルマ」など大型ハリケーンによる米経済の影響への警戒で投資家心理が悪化する中、米長期債利回りの低下が一服したことを受け銀行など金融株や保険株を買い戻す動きが強まり相場を下支えした。ダウ採用銘柄ではハリケーン被害拡大による住宅などの補修需要の増加が期待されホーム・デポが買われたほか保険金の支払いが膨らむとの懸念で売リ込まれていたトラベラーズが買い戻され大幅上昇し、2銘柄だけでダウを45ドル近く押し上げた。ただ、9/9の北朝鮮の建国記念日への警戒で戻りも鈍かった。NYダウは前日比13ドル01セント高の21797ドル79セントと小反発した。一方でハイテク銘柄中心のナスダック指数は3日ぶりに反落し、6360.19(-37.68)。
NY貴金属
金12月限は1351.2ドル(前日比+0.9)。白金10月限は1012.3ドル(前日比-4.5)。金は小幅続伸した。朝方は米長期債利回りの低下が一服したことを受け利益確定売りが先行し軟調に推移したものの売り一巡後は大型ハリケーン「イルマ」の米経済への影響や北朝鮮リスクの逃避先とし金への資金流入が続くとの見方から買い直された。プラチナは利益確定売りに押され反落した。
NY原油
原油10月限は47.48(前日比-1.61)。NY原油は大幅反落した。大型ハリケーン「イルマ」のフロリダ州上陸の影響で石油輸送に支障が出ることによって石油消費量が低下し原油在庫の増加が懸念され売り圧力が強まった。ガソリンは需要減少懸念で売られ続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は356.75セント(前日比+1.50)。大豆11月限は962.00(前日比-6.75)。大豆は続落、コーンは小反発した。大豆は作柄改善見通しが売り材料視され、来週米農務省から9月の穀物需給が発表されるのを前に持ち高調整の売りが強まった。コーンはドル安で輸出拡大期待が広がったことや小麦の反発で押し目買いが入り反発した。
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