北朝鮮外相発言でリスク回避姿勢強まり、NYダウは3日続落
- NY為替
- 北朝鮮外相が「トランプ大統領の発言は宣戦布告に相当する」と述べたことをきっかけに北朝鮮情勢をめぐる警戒感の高まりから債券が買われ米債利回りが低下し、リスク回避の円買いの流れが強まり円はドル、ユーロなど主要通貨に対して全面高となった。25日のNY為替市場でのドル円相場は先週末比30銭ほど円高ドル安の1ドル=111円70銭前後で取引を終えた。
- NYダウ
- 25日のNY株式市場では北朝鮮外相発言で米朝間の対立が深まるとの見方から北朝鮮リスクが意識されリスク回避姿勢の強まりで、割高感が目立つIT/ハイテク株が売られたほか米債利回りの低下で金融株が軟調となった。一方で原油相場の上昇からエネルルギー株が堅調となり相場を下支えした。NYダウは前日比53ドル50セント安の22296ドル09セントと3日続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は大幅反落し、6370.59(-56.33)。
- NY貴金属
- 金12月限は1311.5ドル(前日比+14.0)。白金10月限は940.2ドル(前日比+8.1)。金は大幅続伸した。北朝鮮外相の「明白な宣戦布告」発言を受け米朝間の緊張が高まるとの見方から地政学リスクが意識され安全資産とされる金が買われた。プラチナは北朝鮮外相発言を受け金主導で買われ、12日ぶりの反発。
- NY原油
- 原油11月限は52.22(前日比+1.56)。NY原油は続伸した。イラクのクルド自治区でイラクからの独立を問う住民投票が行なわれ、独立を認めないイラクが自治区域内のキルクークからの原油輸入を停止するよう周辺国に求めたことから他の中東産油国との対立の広がりが懸念され買いを集めた。
- シカゴコーン・大豆
- コーン12月限は353.75セント(前日比+0.25)。大豆11月限は971.25(前日比-13.00)。大豆は反落した。大豆は世界最大の輸出国のブラジル産地で降雨が観測されたことから作付けが遅れるとの見方が後退し売りを誘った。コーンは原油高、小麦の反発が好感され小幅続伸した。
- 今日のニュース
-
主な経済指標結果
なし
掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。