朝刊:2017/10/16

予想を下回った米消費者物価指数の発表を受け、金は堅調地合いを維持

NY為替
この日発表された米9月消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標が市場予想に届かなかったことを受け米利上げペースが緩やかになるとの見方から債券が買われ米長期債利回りが低下したことからドル売りが強まり円高ドル安が進んだ。その後米10月ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回り13年ぶりの水準に上昇したことからドルが下げ渋りドル円の下値も限られた。13日のNY為替市場でのドル円相場は前日比40銭ほど円高ドル安の1ドル111円80銭台で取引を終えた。
NYダウ
13日のNY株式市場ではこの日発表された米インフレ指標が予想を下回り追加利上げ観測が後退したことや世界経済に対する楽観的な見方から景気回復による業績改善への期待でハイテク株や素材株中心に買いが優勢となった。一方、核合意をめぐるイランとトランプ政権との関係悪化への懸念が重石となり上値も限られた。NYダウは前日比30ドル71セント高の22871ドル72セントと反発。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反発し、6605.80(+14.29)と2日ぶりに史上最高値を更新した。
NY貴金属
金12月限は1304.6ドル(前日比+8.1)。白金1月限は947.9ドル(前日比+6.1)。金は続伸した。この日発表の米9月消費者物価指数(CPIが)市場予想を下回ったことで米利上げペースの鈍化が予想され長期金利が低下したことやドル安で金を買う動きが強まった。又、北朝鮮やイランをめぐる地政学リスクへの警戒も安全資産として金への投資を誘った。プラチナも続伸した。
NY原油
原油11月限は51.45(前日比+0.85)。NY原油は反発した。世界最大の原油輸入国の中国の輸入量が増加したことやイラク政府とクルド自治区の対立による中東地域での地政学リスクの高まりで石油需給が引き締まるとの観測から買われ一時9/29以来の高値(51.72ドル)を付けた。又、米石油サービス会社ベーカーヒューズが13日に公表した米国内の石油掘削装置(リグ)が2週連続で減少したことも好感された。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は352.75セント(前日比+3.75)。大豆11月限は1000.25(前日比+8.25)。大豆とコーンは続伸した。大豆は前日米農務省が発表した10月の穀物需給報告でイールドが前月より引き下げられたことや週間の輸出売上高が予想を上回ったことが好感され2か月ぶりに10ドル台を回復した。又、ブラジル産地の降雨不足への懸念も支援材料となった。コーンは大豆の上伸に後押しされたことや週間の輸出売上高が予想を上回ったことで買いが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米9月消費者物価指数(CPI)(前月比)+0.5%(予想+0.6% 前回+0.4%)
21:30米9月消費者物価指数(CPIコア)(前月比)+0.1%(予想+0.2% 前回+0.2%)
21:30米9月小売売上高(前月比)+1.6%(予想+1.7% 前回-0.1%)
23:00米10月ミシガン大学消費者信頼感指数101.1(予想95.0 前回95.1)

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