朝刊:2017/11/10

税制改革法案を巡る不透明感の高まりで売り圧力が強まり、NYダウは8日ぶりの反落

NY為替
この日、米共和党上院が公表した税制改革法案の中で法人税引き下げの実施が2019年まで先送りする案が盛り込まれていたことから税制改革の実現性に懐疑的な見方が広がったことでドル売り圧力が強まりドル円は一時113円前半まで下落した。その後米10年債利回りの上昇がドルを下支えしドル円は113円台半ば近辺へ値を戻した。9日のNY為替市場ではドル円相場は前日比40銭ほど円高ドル安の1ドル=113円40銭台で取引を終えた。
NYダウ
9日のNY株式市場では米共和党上院が法人税減税を2019年に先送りする案を公表したことを受け今後の税制改革法案の審議に影響を与えるとの懸念でIT/ハイテク株や銀行株中心に利益確定売りが優勢となった。NYダウは失望売りで一時250ドル超下落したあと売り一巡後に値を戻し前日比101ドル42セント安の23461ドル94セントと8日ぶりに反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も6750.06(-39.06)と反落。
NY貴金属
金12月限は1287.5ドル(前日比+3.8)。白金1月限は937.9ドル(前日比+12.6)。金は続伸した。米税制改革案を巡る先行き不透明感からリスク回避目的で金を買う動きが強まった。又、ドル安、株安も支援材料視された。プラチナは法人税減税の先送りでドル安となったことや金の堅調に後押しされ続伸した。
NY原油
原油12月限は57.17(前日比+0.36)。NY原油は3日ぶりに反発した。サウジアラビア政府がレバノン国内の自国民に即時退去を促したことでイランが支援しているレバノンのシーア派武装組織との軍事衝突への懸念の高まりから中東での地政学リスクによって原油の供給が減少するのではとの憶測で買われた。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は341.50セント(前日比-6.75)。大豆1月限は985.00(前日比-13.50)。大豆とコーンは大幅反落した。この日、米農務省が発表した11月の需給報告の内容がネガティブサプライズとなり失望売りを誘った。
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主な経済指標結果
22:30米新規失業保険申請件数(前週分)23.9万件(予想23.2万件 前回22.9万件)

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