朝刊:2017/11/15

米税制改革への不透明感や原油安が重石となりNYダウ、ナスダック共に反落

NY為替
14日のNY為替市場ではこの日発表された米10月卸売物価指数が予想を上回る結果となりドルを下支えしたものの米株安や米税制改革の不透明感などでドルの上値が抑えられ円買いドル売りがやや優勢となった。又、ドイツの7-9月期のGDP速報値が強い内容となったことからユーロが買い戻されドル安ユーロ高となったことも円に対しドル売り圧力を強めた。ドル円相場は前日比15銭ほど円高ドル安の1ドル113円40銭台半ばで取引を終えた。
NYダウ
14日のNY株式市場では米税制改革案の議会での審議が難航するのではとの見通しから年内の法案成立に懐疑的な見方が広がり投資家のリスク選好意欲が後退し利益確定売りが優勢となった。又、原油安を受けエネルギー関連が売られたほかGEが昨日に引き続き大幅安となり市場の雰囲気を悪化させた。NYダウは前日比30ドル23セン安の23409ドル47セントと反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反落し、6737.87(-19.72)。
NY貴金属
金12月限は1282.9ドル(前日比+4.0)。白金1月限は927.3ドル(前日比-8.3)。金は続伸した。ドル安が金の割安感につながったことや株安が支援材料となり地合いを引き締めた。一方でプラチナは株安やパラジウムの軟調が嫌気された。
NY原油
原油12月限は55.70(前日比-1.06)。NY原油は反落。IEAが14日発表した17年、18年の原油需要見通しを原油価格の上昇と比較的穏やかな冬場の気候を背景に下方修正したことや米国内でのシェールオイルの生産が増産傾向にあることなどでOPECなど産油国の協調減産効果を弱めるとの見方から売りが優勢となった。ガソリンは4日続落、ヒーティングオイルは3日続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は337.50セント(前日比-4.75)。大豆1月限は967.75(前日比-6.50)。大豆とコーンは続落した。大豆はブラジル産地での降雨で生育環境が改善するとの見方が広がり大豆の供給量の拡大観測から売りが膨らんだ。コーンは前日の引け後に発表された作柄報告でコーンベルトでは今月中に収穫が終了するとの見方が広がり供給拡大見通しの強まりが圧迫要因となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米10月卸売物価指数(PPI)(前月比)+0.4%(予想+0.1% 前回+0.4%)
22:30米10月卸売物価指数(PPIコア)(前月比)+0.4%(予想+0.2% 前回+0.4%)

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