朝刊:2017/12/01

米税制改革案の年内成立への可能性の高まりでNYダウは3日連続の過去最高値更新

NY為替
30日のNY為替市場ではティラーソン国務長官が更迭されるとの報道で一時ドル売りが強まりドル円は111円70銭台へ下落したもののその後これまでトランプ政権の米税制改革法案に反対していた複数の上院共和党議員が法案を支持する方針を示したことで今週中にも上院本会議での採決が実施される見通しとなり法案の年内成立の可能性の高まりで米株市場が大幅上昇したことや米長期債利回りの上昇などでリスク選好の円売りドル買いが加速した。30日のNY為替市場ではドル円相場は前日比60銭以上円安ドル高の1ドル=112円50銭台で取引を終えた。
NYダウ
30日のNY株式市場では米税制改革案の年内成立への可能性の高まりを受け投資家心理が改善し資本財などの景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。又、米長期債利回りの上昇で利ざや拡大期待から金融株買いが継続したほか昨日下げが目立った主力ハイテク株も買い直され相場の上昇を牽引した。NYダウは前日比331ドル67セント高の24272ドル35セントと大幅続伸し3日連続で過去最高値更新となった。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反発し、6873.97(+49.58)。
NY貴金属
金2月限は1276.7ドル(前日比-9.5)。白金1月限は942.5ドル(前日比+1.3)。金は続落した。米税制改革法案の審議の進展で株高、ドル高となったことや良好な米経済指標を受け米長期金利が上昇したことから金からの資金流出懸念で売られた。プラチナは反発した。来年の供給不足が予想されたことや中国のPMIが予想を上回ったことが支援材料となった。
NY原油
原油1月限は57.40(前日比+0.10)。NY原油は小反発した。30日開催されたOPEC総会で2018年末まで9ヶ月間の減産延長が合意されたことで需給改善期待につながった一方EIAが発表した9月の原油生産量が8月から増加したことが相場の重石となった。又OPEC総会での減産延長は既に織り込み済みとの見方もあった。ガソリン、ヒーティングオイルは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は355.75セント(前日比+2.25)。大豆3月限は997.75(前日比-6.50)。大豆は続落、コーンは続伸した。大豆は弱気な輸出成約高や大豆油の下落が弱材料視された。コーンは価格の下落で輸出量の増加が期待されたことで買戻しを誘った。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米10月個人消費支出(PCE)(前月比)+0.3%(予想+0.3% 前回+0.9%)
22:30米10月PCEコア・デフレーター(前月比)+0.2%(予想+0.2% 前回+0.2%)
22:30米新規失業保険申請件数(前週分)23.8万件(予想24.0万件 前回24.0万件)
23:45米11月シカゴ購買部協会景気指数63.9(予想63.0 前回66.2)

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