朝刊:2017/12/04

トランプ政権のロシア疑惑で一時急落するも米税制改革実現への期待でNYダウは下げ渋り

NY為替
フリン前大統領補佐官がトランプ陣営のロシア疑惑を巡りFBIに虚偽の供述を行った罪を認め訴追されたことを受けトランプ大統領の政権運営に支障が出るとの懸念が広がりリスク回避のドル売り円買いが進みドル円は一時111円40銭台へ急落した。その後共和党上院トップのマコネル院内総務が「税制改革案を可決させるのに必要な票を確保した」と述べたことが伝わり法案が可決される見通しが強まったことからNYダウが急速に値を戻し下げ幅を縮小したことからドルが買い直されドル円は112円台前半へ回復した。1日のNY為替市場ではドル円相場は前日比40銭ほど円高ドル安の1ドル=112円10銭台前半で取引を終えた。
NYダウ
1日のNY株式市場ではトランプ政権のロシア疑惑で虚偽の供述を行った罪で訴追されたフリン前大統領補佐官が「ロシアとの接触はトランプ大統領の指示によるものだった。」とのABCの報道を受けトランプ政権の先行き不透明感から利益確定売りや持ち高調整の売りが加速しNYダウは一時350ドルほど急落した。その後共和党上院トップのマコネル院内総務の発言で米税制改革実現への期待が相場を下支えしNYダウは下げ渋りとなり引けにかけて急速に下げ幅を縮小した。NYダウは前日比40ドル76セント安の24231ドル59セントと反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反落し、6847.59(-26.39)。
NY貴金属
金2月限は1282.3ドル(前日比+5.6)。白金1月限は940.6ドル(前日比-1.9)。金は反発した。トランプ政権のロシア疑惑でフリン前大統領補佐官が虚偽の供述を行ったことを認め、トランプ大統領の関与を証言するとABCニュースが報じたことでトランプ政権の政局不安が再燃しドル安、株安が進んだことからリスク回避目的の金への買いを誘った。プラチナは反落した。
NY原油
原油1月限は58.36(前日比+0.96)。NY原油は大幅続伸した。30日に開催されたOPEC総会でOPECとロシアなど非OPECの主要産油国が2018年末まで協調減産延長を合意したことに加えこれまで減産が免除されていたリビアとナイジェリアに対しても産油量の上限枠を設けたことが好感され需給改善を期待する買いが継続した。一方で米国内のシェールオイル増産への警戒が相場の重石となった。ガソリン、ヒーティングオイルも続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は358.75セント(前日比+3.00)。大豆3月限は1006.00(前日比+8.25)。大豆は反発しコーンは続伸した。大豆はドル安を受け他の商品相場が堅調となったことやアルゼンチン産地の乾燥天候の拡大観測で買われた。コーンは米農務省が発表した仕向け地不明の輸出成約が好感されたことやファンド主導の買い戻しが活発化したことが相場上昇のけん引役となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
24:00米11月ISM製造業景況指数58.2(予想58.3 前回58.7)

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