朝刊:2017/12/11

米11月雇用統計の結果を受け投資家心理が改善NYダウは史上最高値を更新、ナスダック指数は3日続伸

NY為替
この日発表された11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回る増加となり堅調な雇用情勢を背景に12~13日に開催される米FOMCで追加利上げ実施が確実視され米長期金利が上昇したことから日米金利差拡大期待で円売りドル買いが強まった。又、日米株高でリスク資産への運用リスクを取りやすくなるとの見方も円売りドル買いを誘った。一方で平均時給の伸びが鈍化したことで物価上昇圧力の弱さへの懸念で円が下げ渋り一時ドル円が弱含む場面もあった。8日のNY為替市場ではドル円相場は前日比40銭ほど円安ドル高の1ドル=113円50銭前後で取引を終えた。
NYダウ
8日のNY株式市場ではアジア、欧州の株式相場が全面高となったことを引き継ぎ買いが先行して始まった。その後も11月の米雇用統計が堅調な結果となったことを背景に米景気拡大期待が高まったことや米上下院が米連邦政府のつなぎ予算案を22日まで延長することを可決したことを受け政府機関の閉鎖が回避されたことから投資家心理が改善しアップル、アルファベットなどの情報通信株や医薬品、バイオテクノロジー株などが買われ終日堅調に推移した。NYダウは前日比117ドル68セント高の24329ドル16セントと続伸、史上最高値を更新した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も、6840.08(+27.24)と3日続伸した。
NY貴金属
金2月限は1248.4ドル(前日比-4.7)。白金1月限は883.7ドル(前日比-10.8)。金は続落した。ドル高と株高でリスク回避の金買いが縮小したことや堅調な米11月雇用統計の結果を受け米追加利上げ観測の高まりから金利のつかない金への売りを誘った。プラチナはドル高に圧迫され6日続落した。
NY原油
原油1月限は57.36(前日比+0.67)。NY原油は続伸した。11月の中国の原油輸入の大幅な伸びで中国での需要拡大期待やナイジェリアの石油業界のストライキによる供給ひっ迫懸念で買いが優勢となった。ガソリン、ヒーティングオイルも続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン3月限は352.75セント(前日比+1.25)。大豆3月限は1001.50(前日比-2.75)。大豆は3日続落、コーンは反発した。大豆はドル高に圧迫されたことやブラジルとアルゼンチン産地の豊作見通しが重石となった。コーンは小麦の続落に上値が抑えられたものの週末を控え売り方の買い戻しが入り相場を下支えした。
今日のニュース
主な経済指標結果
22:30米11月非農業部門雇用者数(前月比)22.8万人(予想19.5万人 前回24.4万人)
22:30米11月失業率4.1%(予想4.1% 前回4.1%)
22:30米11月平均時給(前月比)+0.2%(予想+0.3% 前回-0.1%)
24:00米12月ミシガン大学消費者態度指数・速報値96.8(予想99.0 前回98.5)

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